
お孫さんのご結婚、誠におめでとうございます。
大切なハレの日を前に、祖父母としてどのような服装で臨むべきか、お悩みではないでしょうか。
祖父母の服装選びで最も重要なのは、新郎新婦の両親より格を抑え、両家で格を合わせることです。
本記事では、この基本マナーを基に、祖父・祖母それぞれにふさわしい服装を具体的に解説します。
モーニングコートや黒留袖といった正礼装から、準礼装の選び方、季節ごとの注意点、小物選びのマナーまで網羅しました。
この記事を読めば、服装に関する不安が解消され、自信をもってお祝いの日を迎えられるでしょう。
目次
孫の結婚式に臨む祖父母の服装 基本的な考え方
大切なお孫さんの結婚式。
祖父母として参列する際の服装は、お祝いの気持ちを表す大切な要素の一つです。
新郎新婦に次いでゲストに近い立場であり、両家の親族としてゲストをお迎えする側でもあるため、マナーに沿った品格のある装いを心がけたいものです。
しかし、「何を着ればいいのか」「両親と同じでいいのか」など、悩んでしまう方も少なくありません。
この章では、祖父母が結婚式の服装を選ぶ上での最も基本的な考え方と、押さえておくべき3つの重要なポイントを詳しく解説します。
この基本さえ理解しておけば、自信を持って晴れの日にふさわしい一着を選ぶことができるでしょう。
黒留袖やスーツもレンタル可能!
新郎新婦の両親より格を抑えるのがマナー
結婚式の服装には「正礼装」「準礼装」「略礼装」という「格」が存在します。
式の主役はあくまで新郎新婦であり、それに次いで格が高い装いをするのが、主催者側の代表である両親です。
祖父母は、両親よりも格を控えめにするのが基本的なマナーとされています。
これは、主役である新郎新婦や、両家の顔となる両親を引き立てるための心遣いです。
例えば、父親が最も格の高い正礼装である「モーニングコート」を着用する場合、祖父は一つ格を下げた準礼装の「ディレクターズスーツ」や
時間帯や式の雰囲気に合わせた「ブラックスーツ(略礼装)」を選ぶのが一般的です。
同様に、母親が正礼装の「黒留袖」を着用する場合、祖母も同じ黒留袖を選ぶことは問題ありませんが、両親より柄の数や華やかさが控えめなデザインを選ぶといった配慮をすると、より奥ゆかしい印象になります。
ただし、これはあくまで一般的な考え方です。
近年では、両親も準礼装や略礼装を選ぶケースが増えており、その場合は祖父母も同じ格の服装で問題ありません。
最も大切なのは、両親と事前に服装の格について相談し、全体のバランスを考えることです。
「両親より目立たないように」という気持ちを念頭に置いておけば、大きな失敗をすることはないでしょう。
両家で服装の格を合わせることが大切
結婚式は、新郎家と新婦家が新たな家族として結ばれる儀式です。
そのため、両家の服装の「格」を揃えることは、非常に重要なポイントとなります。
例えば、片方の祖父母が格式高い黒留袖やモーニングコートといった正礼装であるのに対し、もう片方の祖父母が略礼装のスーツやワンピースだった場合、集合写真などを撮影した際にちぐはぐな印象を与えてしまう可能性があります。
こうした状況を避けるためにも、新郎新婦やその両親を通じて、事前に両家の祖父母がどのような服装を予定しているのかを確認し、すり合わせを行うことを強くおすすめします。
「新婦側のおばあ様は黒留袖になさるそうです」といった情報を共有してもらうだけで、服装選びは格段にスムーズになります。
連絡は、新郎新婦本人たちか、その両親にお願いするのが良いでしょう。
「格を合わせる」とは、全員が全く同じ服装をするという意味ではありません。
例えば、「両家とも準礼装で揃えましょう」「和装で統一しましょう」といったように、服装の格式やスタイル(和装か洋装か)の方向性を合わせることが大切です。
両家が並んだ時に調和がとれていることが、結婚式全体の品格を高めることにも繋がります。
和装と洋装どちらを選ぶべきか
祖父母の服装には、日本の伝統的な「和装」と、現代的で動きやすい「洋装」という選択肢があります。
どちらを選ぶべきか悩む方も多いですが、それぞれの特徴を理解し、状況に合わせて選ぶことが大切です。
和装(祖母は黒留袖・色留袖・訪問着、祖父は紋付羽織袴など)は、格調高く、お祝いの場にふさわしい厳かな雰囲気を演出できます。
特に格式高いホテルや専門式場、神社での挙式には最適です。
写真映えも良く、日本の結婚式らしい思い出を残せるというメリットがあります。
一方で、着付けやヘアセットに時間がかかる、動きにくく疲れやすい、費用が比較的高くなる、夏場は暑いといった点を考慮する必要があります。
洋装(祖母はアフタヌーンドレス・フォーマルスーツ、祖父はディレクターズスーツ・ブラックスーツなど)は、動きやすく着替えも楽なため、長時間の式でも身体的な負担が少ないのが最大のメリットです。
レストランウェディングやガーデンウェディングなど、カジュアルな雰囲気の式にも馴染みやすいでしょう。
また、レンタルや購入の選択肢も豊富で、比較的費用を抑えやすい傾向にあります。
ただし、ドレスのデザインや小物の選び方など、守るべきマナーが細かく、知識が必要になる側面もあります。
どちらを選ぶかの最終的な判断は、まず両親の服装に合わせること、そして結婚式場の雰囲気や格式を考慮することが基本です。
その上で、ご自身の体調や好み(着慣れているかなど)を優先して問題ありません。
無理をして着慣れない服装を選ぶよりも、心からリラックスしてお孫さんの門出を祝える服装を選ぶことが何よりも大切です。
迷った場合は、必ず新郎新婦やその両親に相談し、両家のバランスも考えながら最適な一着を決定しましょう。
【祖父編】結婚式にふさわしい服装とマナー
お孫さんの晴れの日を祝う祖父の服装は、喜びと祝福の気持ちを表す大切な要素です。
主役である新郎新婦を引き立てつつ、祖父としての威厳と優しさを感じさせる装いが求められます。
ここでは、祖父の立場にふさわしい服装の種類や、それぞれのマナー、小物選びのポイントまで詳しく解説します。
ご自身の立場や結婚式の格式に合わせて、最適な一着を選びましょう。
正礼装のモーニングコート
モーニングコートは、昼間の結婚式で着用される最も格式の高い「正礼装」です。
一般的には新郎や両家の父親が着用することが多く、その格調高い佇まいはセレモニーの雰囲気を一層引き締めます。
祖父がモーニングコートを着用すること自体はマナー違反ではありませんが、注意すべき点があります。
それは、第一章で述べた「新郎新婦の両親より格を抑える」という基本的な考え方です。
もし両家の父親がモーニングコートよりも格下の準礼装(ディレクターズスーツやブラックスーツ)を着用する場合、祖父がモーニングコートを着ると格が上回ってしまい、バランスが崩れてしまいます。
そのため、祖父がモーニングコートの着用を検討する際は、必ず事前に新郎新婦を通じて両家の父親がどのような服装をされるのかを確認することが不可欠です。
両家の父親もモーニングコートを着用し、両家間で「祖父も同格の服装で」という合意が取れている場合に選ぶのが望ましいでしょう。
モーニングコートは、黒いジャケット、グレーのベスト(ジレ)、そして黒とグレーの縦縞模様のコールズボンで構成されます。
シャツは白無地のウイングカラーかレギュラーカラー、ネクタイは白黒の縞模様かシルバーグレーのものが基本です。
格式を重んじるホテルや専門式場での挙式・披露宴にふさわしい服装と言えます。
準礼装のディレクターズスーツとブラックスーツ
祖父の服装として最も一般的で、かつ間違いのない選択肢が「準礼装」です。
正礼装であるモーニングコートよりも一つ格を抑えた装いであり、新郎新婦の両親を引き立てるという祖父の立場に最適です。
準礼装には主にディレクターズスーツとブラックスーツがあります。
ディレクターズスーツは、黒のジャケットにグレーのベスト、そしてモーニングコートと同じコールズボン(またはグレーの無地や千鳥格子のスラックス)を合わせるスタイルです。
モーニングコートを少し簡略化した服装と考えると分かりやすいでしょう。
上品で洗練された印象を与え、主賓やスピーチを頼まれたゲストにもふさわしい服装です。
ブラックスーツよりもフォーマル度が高く、格式を大切にしたいけれど、モーニングコートでは仰々しいと感じる場合に最適な選択肢となります。
ディレクターズスーツもモーニングコートと同様、昼間の結婚式で着用するのがマナーです。
一方、ブラックスーツは、日本において最も広く普及している礼服です。
冠婚葬祭で着用されるフォーマルな黒いスーツのことで、ビジネス用のブラックスーツとは「黒の深さ」や生地の質感が全く異なります。
礼服の黒は、より濃く深い色合いをしているのが特徴です。
ブラックスーツは時間帯を問わず着用できるため、昼の結婚式から夜の披露宴まで通して参加する場合にも対応できるという利便性があります。
多くの紳士服店やデパートで取り扱いがあり、レンタルも豊富なため、準備しやすい点も大きなメリットです。
祖父の服装としてブラックスーツを選ぶ際は、シャツやネクタイの選び方で慶事らしい華やかさとフォーマル感を演出することが重要になります。
ブラックスーツを着用する場合のシャツやネクタイの選び方
ブラックスーツを結婚式にふさわしい装いにするためには、Vゾーンのコーディネートが鍵を握ります。
シャツとネクタイの選び方一つで、全体の印象が大きく変わります。
まず、シャツは白無地が絶対の基本です。
襟の形は最も標準的なレギュラーカラーか、少し襟の開きが広いワイドカラーを選びましょう。
清潔感が何よりも大切なので、クリーニングしたてのパリッとしたシャツを準備してください。
白無地が最もフォーマルですが、遠目には無地に見えるような白の織り柄(ドビー織りなど)のシャツも、上品な華やかさが加わるためおすすめです。
色付きのシャツや柄物のシャツ、ボタンダウンのシャツはカジュアルな印象になるため、結婚式ではマナー違反とされています。
次にネクタイですが、慶事の基本カラーである白かシルバーグレーを選べば間違いありません。
光沢のあるシルク素材のものがフォーマルな場にふさわしいでしょう。
白やシルバーグレーをベースにした、上品なストライプ(レジメンタル)やドット、小紋柄なども素敵です。
ただし、黒のネクタイは弔事(お葬式)を連想させるため、絶対に避けてください。
同様に、殺生をイメージさせるアニマル柄や、派手すぎる色・デザイン、キャラクターものなども結婚式というお祝いの場には不適切です。
ネクタイを結ぶ際は、結び目の下に「ディンプル」と呼ばれるくぼみを一つ作ると、胸元が立体的になり、より洗練された印象になります。
さらに格式を高めたい場合は、ブラックスーツにベスト(ジレ)を合わせるのがおすすめです。
スーツと共布の黒いベストか、シルバーグレーのベストを中に着ることで、スリーピーススタイルとなり、よりフォーマルで重厚感のある装いになります。
披露宴の歓談中にジャケットを脱ぐ場面があっても、ベストを着ていればきちんと感を保つことができるというメリットもあります。
祖父の服装で気をつけたい小物選び
服装全体を完璧にコーディネートしても、小物の選び方を間違えると全体の印象が台無しになってしまうことがあります。
逆に、細部にまで気を配ることで、装いの品格はぐっと高まります。
靴や靴下、胸元を飾るポケットチーフなど、一つひとつのアイテムをマナーに沿って丁寧に選びましょう。
靴や靴下のマナー
フォーマルな場での足元のマナーは非常に重要です。
まず、靴は「黒の革靴」が絶対的なルールです。
茶色やその他の色の靴はカジュアルと見なされるため、結婚式にはふさわしくありません。
デザインについては、靴紐を通す部分が甲の内側に入り込んでいる「内羽根式」で、つま先に一本線の切り替えがある「ストレートチップ」が最もフォーマルとされています。
次点で、つま先に飾りのない「プレーントゥ」も許容範囲です。
一方で、つま先にW字の切り替えや穴飾り(メダリオン)があるウィングチップや、Uチップ、ローファー、スリッポンなどはカジュアルなデザインなので避けましょう。
素材は、光沢のある本革が理想です。
結婚式当日は、事前に汚れを落とし、丁寧に磨き上げた綺麗な状態の靴を履いていくのが大人のマナーです。
靴下も同様に重要です。
色は「黒の無地」を選びます。
椅子に座ったときや足を組んだときに、ズボンの裾から素肌が見えてしまうのはマナー違反です。
これを防ぐために、ふくらはぎの中程まで長さのある「ロングホーズ」と呼ばれるタイプの靴下を着用するのが正式なマナーです。
普段履いているような短い丈の靴下や、白、色柄物の靴下は絶対に避けましょう。
ポケットチーフやカフスボタンについて
ポケットチーフは、スーツの胸ポケットに挿す小さな布ですが、これ一つで装いが格段に華やかになり、フォーマル度がアップします。
結婚式のようなお祝いの席ではぜひ取り入れたいアイテムです。
色はネクタイの色と合わせるのが基本で、白かシルバーを選ぶのが最も簡単で間違いありません。
素材は、フォーマルな場ではリネン(麻)が最も格が高いとされていますが、シルク素材も光沢があり華やかなのでおすすめです。
折り方にも種類があります。
最もフォーマルなのは、3つの角をのぞかせる「スリーピークス」です。
また、四角く畳んで水平にのぞかせる「TVフォールド」は、シンプルでどんな場面にも合う上品な折り方です。
カフスボタン(カフリンクス)は、シャツの袖口を留めるアクセサリーです。
必須ではありませんが、袖口からさりげなく見えるカフスボタンは、非常におしゃれで品格を感じさせます。
カフスボタンを使用するには、袖口が二重になっている「ダブルカフス」か、通常のボタンとカフスボタンの両方が使える「コンバーチブルカフス」仕様のシャツを選ぶ必要があります。
デザインは、昼間の結婚式であれば、真珠や白蝶貝など白い石を使ったものや、シルバー台のものが上品でふさわしいでしょう。
ゴールドも問題ありませんが、派手すぎない落ち着いたデザインのものを選びます。
宝石がギラギラしたものや、動物や趣味をモチーフにした遊び心のあるデザインは避けましょう。
その他、ベルトは靴の色に合わせて黒のシンプルな革製のものを選びます。
バックルが大きすぎるものやブランドロゴが目立つものは避けましょう。
また、より正式な着こなしとして、ベルトの代わりにサスペンダーを使うのもおすすめです。
その場合、ベルトは着用しないのがルールです。
【祖母編】結婚式にふさわしい服装とマナー
大切なお孫さんの晴れの日、祖母としてどのような服装で臨めば良いか悩まれる方も多いのではないでしょうか。
お祝いの気持ちを表しつつ、品格のある装いで祝福したいものです。
ここでは、祖母の立場にふさわしい和装と洋装、それぞれの服装マナーや選び方のポイントを詳しく解説します。
ご自身の好みや式の雰囲気に合わせて、最適な一着を見つけるための参考にしてください。
和装の場合 黒留袖が第一礼装
祖母の服装として最も格式が高い正礼装は、和装の「黒留袖(くろとめそで)」です。
黒留袖は、地色が黒の着物で、裾部分にのみ縁起の良い模様が描かれています。
背中、両胸、両外袖の5か所に家紋を入れる「五つ紋」が正式で、既婚女性が着用する最も格式の高い礼装とされています。
新郎新婦の母親や祖母、仲人夫人といった、主催者側に近い親族が着用するのに最もふさわしい服装です。
帯は金糸や銀糸が織り込まれた格調高い「袋帯」を合わせ、帯締めや帯揚げ、末広(祝儀用の扇子)といった小物も礼装用のものを選びます。
お孫さんの結婚という最高のお祝いの席に、この上なくふさわしい伝統的な装いといえるでしょう。
どちらの家が和装でどちらかが洋装となると、写真撮影の際などにバランスが悪く見えてしまう可能性もあります。
事前に両家で話し合い、服装の格や和装・洋装のどちらにするかを合わせておくと、より心のこもったお祝いができます。
黒留袖と色留袖の違いと選び方
黒留袖と並んで格式のある礼装に「色留袖(いろとめそで)」があります。
その名の通り、黒以外の地色を持つ留袖で、ピンクや水色、クリーム色、グレーなど様々な色があります。
黒留袖との大きな違いは、地色と紋の数による格の違いです。
色留袖は紋の数によって格が変わり、五つ紋を入れると黒留袖と同格の第一礼装となります。
紋の数を三つ(背中と両外袖)にした「三つ紋」や、一つ(背中のみ)にした「一つ紋」は準礼装となり、着用できるシーンが広がります。
祖母の立場としては、基本的には第一礼装である黒留袖を選ぶのが最も間違いありません。
しかし、新郎新婦の母親が色留袖を着用する場合や、少し控えめな装いにしたいという意向がある場合には、色留袖も選択肢となります。
その際は、新郎新婦の母親よりも格を下げることがマナーです。
例えば、母親が五つ紋の色留袖なら、祖母は三つ紋の色留袖にする、といった配慮ができるとより丁寧です。
色留袖を選ぶ場合は、結婚式というお祝いの場にふさわしく、ご自身の年代に合った上品で落ち着いた地色のものを選びましょう。
淡いパステルカラーや、気品のあるグレー、ベージュなどが人気です。
いずれにしても、両家で事前にしっかりと打ち合わせをし、服装の格を揃えることが最も大切です。
訪問着を選ぶ場合の注意点
「訪問着(ほうもんぎ)」は、色留袖より格が下がり、準礼装または略礼装に位置づけられる着物です。
肩から裾にかけて模様が繋がっているのが特徴で、未婚・既婚を問わず着用できます。
友人や同僚としてゲストで出席する場合には最適な服装ですが、新郎新婦の祖母という立場では、基本的に格が低すぎると見なされるため注意が必要です。
ただし、結婚式のスタイルによっては訪問着が許容されるケースもあります。
例えば、親族のみで行う食事会形式の結婚式や、カジュアルなレストランウェディングなど、格式ばらない雰囲気の式の場合です。
また、新郎新婦やその両親から「動きやすい訪問着で」といったリクエストがあった場合も着用して問題ありません。
訪問着を選ぶ際は、できるだけ格調高く見えるものを選びましょう。
お祝いの席にふさわしい、鶴や亀、松竹梅、鳳凰といった吉祥文様や、品格のある古典柄が描かれたものがおすすめです。
帯は金糸銀糸の豪華な袋帯を合わせ、小物も礼装用のものを選ぶことで、フォーマル感を高めることができます。
派手すぎる色柄は避け、あくまで祖母としての品位を保つことを心がけてください。
訪問着を着用する可能性がある場合は、必ず事前に新郎新婦や両親に相談し、両家の了承を得ておくことが必須のマナーです。
洋装の場合 アフタヌーンドレスやフォーマルスーツ
和装に慣れていない方や、動きやすさを重視したい方には洋装がおすすめです。
祖母の洋装は、正礼装または準礼装が基本となります。
日本の結婚式は日中に行われることが多いため、昼の正礼装である「アフタヌーンドレス」が最も格式の高い装いとなります。
アフタヌーンドレスは、肌の露出を抑えたデザインが特徴で、袖があり、スカート丈はロング丈(くるぶしが隠れる程度)が正式です。
素材は光沢を抑えたシルクやシャンタン、レースなどが使われ、上品でエレガントな印象を与えます。
また、アフタヌーンドレスに準ずる服装として、上品な「フォーマルスーツ」や「アンサンブル」、「ツーピース」も祖母の服装として人気があります。
こちらも上質な素材で、落ち着いた色味のものを選べば、お祝いの席にふさわしい品格のある装いになります。
ジャケットを羽織るスタイルは、きちんと感があり、体温調節がしやすいというメリットもあります。
ドレスの色やデザイン選びのマナー
洋装を選ぶ際に最も気をつけたいのが、色とデザインの選び方です。
まず、色のマナーとして最も重要なのは「白を避ける」ことです。
白は花嫁だけが着用できる特別な色ですので、白一色のドレスや、白に見えるオフホワイト、クリーム色のドレスは絶対に避けましょう。
親族の正装として「黒」のドレスは問題ありませんが、全身が真っ黒だとお悔やみの席を連想させてしまいます。
黒を選ぶ場合は、光沢のある素材を選んだり、華やかなアクセサリーやコサージュを合わせたりして、お祝いの気持ちを表現しましょう。
祖母の立場としては、ネイビー、チャコールグレー、ベージュ、シャンパンゴールド、落ち着いたボルドーなど、上品で深みのある色がおすすめです。
デザインは、シンプルでエレガントなものが基本です。
上質なレースや刺繍が施されたもの、ドレープが美しいものなど、素材や仕立ての良さで品格を表現しましょう。
体型をさりげなくカバーしてくれるAラインや、すっきりとしたIラインのシルエットが人気です。
ジャケットやボレロがセットになったアンサンブルは、コーディネートに悩む必要がなく、きちんと感も出るためおすすめです。
スカート丈や露出についての注意点
祖母として品位のある装いをするためには、スカート丈と肌の露出に注意することが大切です。
スカート丈は、膝が完全に隠れる「ミディ丈」や、ふくらはぎが隠れる「ミモレ丈」、くるぶしまである「ロング丈」が基本です。
椅子に座ったときにも膝頭が見えない長さを目安にすると、どの角度から見ても上品な印象を保てます。
ミニ丈や膝が見える丈は、年齢に関わらずフォーマルな場にはふさわしくありません。
また、昼間の結婚式では、肌の過度な露出は避けるのがマナーです。
肩や胸元、背中が大きく開いたデザインは避けましょう。
もしノースリーブのドレスを着用する場合は、必ず同素材のジャケットや、品の良いボレロ、ショールなどを羽織って肌の露出を抑えます。
腕の部分がレースやシースルー素材になっているデザインは、適度な華やかさがありつつ肌の露出を抑えられるため、祖母の服装としても人気があります。
あくまで主役は新郎新婦であることを忘れず、控えめでありながらも品格のある装いを心がけましょう。
祖母の服装に合わせる小物やアクセサリー
服装が決まったら、全体の印象を完成させる小物やアクセサリーを選びます。
どんなに素敵な衣装でも、小物の選び方ひとつで印象が大きく変わってしまいます。
服装の格に合わせて、細部まで気を配ることが、洗練された装いのポイントです。
バッグと靴の選び方
和装と洋装では、合わせるバッグと靴が異なります。
和装の場合、バッグと草履はセットで揃えるのが一般的です。
金や銀を基調とした佐賀錦や帯地などで作られた、礼装用のものを選びましょう。
草履は、かかとが少し高め(3~5cm程度)のものを選ぶと、着物姿がより美しく見え、格も高くなります。
洋装の場合、バッグは小ぶりな「フォーマルバッグ」が基本です。
布製(サテンやシルク、レースなど)で、ドレスと色や素材感を合わせると統一感が出ます。
大きすぎるトートバッグや、殺生を連想させる革製品、アニマル柄、カジュアルなビニール素材などはマナー違反です。
パーティーに必要な最低限のもの(ご祝儀、ハンカチ、スマートフォン、化粧直し道具など)が入るサイズのクラッチバッグやハンドバッグを選びましょう。
靴は、装飾の少ないシンプルな「パンプス」が最適です。
ヒールは高すぎず、安定感のある3~5cm程度のものを選ぶと、長時間の式でも疲れにくく上品です。
素材は、バッグと同様に布製やスエードがフォーマル度が高くおすすめです。
つま先の開いたオープントゥパンプスやサンダル、ミュールはカジュアルな印象になるため避けましょう。
また、洋装の場合は肌色の「ナチュラルストッキング」を着用するのが必須マナーです。
素足や黒いストッキング、網タイツはNGですので注意してください。
アクセサリーのマナー パールが基本
結婚式に参列する際のアクセサリーは、上品さが何よりも大切です。
特に昼間の結婚式では、光り輝く派手なアクセサリーは避け、光沢を抑えたものを選ぶのがマナーとされています。
祖母の装いに最もふさわしいのは、やはり「パール」のアクセサリーです。
一連のパールネックレスは、どんな服装にも合わせやすく、上品で清楚な印象を与えてくれます。
二連や三連のネックレスは「重なる」という意味合いから慶事には不向きという説もありますが、最近ではおしゃれなデザインとして許容されることも多くなっています。
心配な方や、よりフォーマルさを重んじる場合は、シンプルな一連タイプを選ぶのが最も無難で安心です。
胸元には、ドレスやジャケットの色に合わせた上品な「コサージュ」や「ブローチ」をつけると、顔周りが華やかになります。
ただし、生花のコサージュは花嫁の特権なので避けましょう。
イヤリングやピアスも、ネックレスに合わせてパールを選んだり、耳元で揺れない小ぶりなデザインを選んだりすると品良くまとまります。
腕時計は「時間を気にしている」という印象を与えてしまうため、フォーマルな場では外しておくのがマナーです。
時間はスマートフォンで確認するか、会場の時計を見るようにしましょう。
髪型のポイント
服装やアクセサリーと同様に、髪型も清潔感と品格を意識して整えましょう。
お辞儀をしたり、食事をしたりする際に、髪が顔にかからないようにすっきりとまとめるのが基本です。
ショートヘアやボブの方は、きれいにブローやカーラーで整えるだけでも十分ですが、美容院でセットしてもらうとよりフォーマルな印象になります。
サイドの髪を少し編み込んだり、上品なヘアアクセサリーをつけたりするのも素敵です。
ミディアムからロングヘアの方は、襟足がすっきりと見える「アップスタイル」がおすすめです。
低めの位置でまとめるシニヨンや、和装に似合う夜会巻きなどは、落ち着きと気品があり、祖母の立場にふさわしい髪型です。
ヘアアクセサリーは、派手すぎるものは避けましょう。
和装であれば、べっ甲や真珠、蒔絵などが施されたバチ型の簪(かんざし)が格調高く見えます。
洋装であれば、パールのついたコームや、ラインストーンが少しあしらわれた上品な髪飾りなどが良いでしょう。
ご自身でセットするのが難しい場合は、無理をせず美容院を予約するのが一番です。
着付けを依頼する場合は、一緒にヘアセットもお願いすると、全体のバランスが取れた完璧なスタイリングが完成します。
季節別 祖父母の結婚式服装のポイント
結婚式の服装マナーは季節によっても配慮すべき点が変わります。
特にご高齢の祖父母様にとっては、暑さや寒さが体調に影響することもあります。
ここでは、フォーマルな装いのマナーを守りつつ、季節に合わせて快適に過ごすための服装のポイントを、夏と冬に分けて詳しく解説します。
会場内の空調も考慮しながら、最適な一着を選びましょう。
夏の結婚式での服装
夏の結婚式は、6月から9月頃の暑い時期が対象となります。
屋外でのセレモニーやガーデンウェディングなども増えるため、暑さ対策とフォーマル度の両立が重要な課題です。
見た目にも涼やかな印象を与えつつ、マナー違反にならない服装選びを心がけましょう。
また、会場内は冷房が効いていることが多いため、温度差に対応できる準備も必要です。
祖父の場合:通気性の良い素材と汗対策を
夏の暑い日でも、祖父の服装は基本的に正礼装や準礼装が求められます。
カジュアルなクールビズスタイルは結婚式ではマナー違反となりますので注意が必要です。
モーニングコートやブラックスーツを着用する場合、夏用の通気性に優れた「サマーウール」などの素材で仕立てられたものを選ぶと、体への負担が軽減されます。
レンタルする場合は、夏用のものがあるか事前に確認しましょう。
シャツは、吸湿性・速乾性に優れた綿100%のブロード生地などがおすすめです。
汗じみが目立たないよう、肌着には吸汗性の高い機能性インナーを着用すると快適に過ごせます。
汗をかきやすいため、清潔なハンカチを複数枚ポケットに用意しておくと安心です。
移動中や屋外での待ち時間には熱中症対策も忘れずに行いましょう。
祖母の場合:見た目の涼やかさと冷房対策を両立
祖母の服装も、夏ならではの工夫を取り入れることで快適性が大きく変わります。
和装と洋装、それぞれの場合のポイントをご紹介します。
和装の場合:
夏の和装で最も格式が高いのは、絽(ろ)や紗(しゃ)といった薄物(うすもの)の生地で仕立てられた黒留袖です。
絽は7月と8月の盛夏に着用するのが一般的で、透け感があり見た目にも非常に涼やかです。
帯や帯揚げ、帯締めといった小物も夏用のものを選び、季節感を統一させましょう。
着付けの際には、補正に使うタオルの枚数を減らしたり、通気性の良い素材の和装下着や肌襦袢(はだじゅばん)を選んだりすることで、暑さを和らげることができます。
着付け師の方に「夏なので涼しく着付けてほしい」と相談してみるのも良いでしょう。
洋装の場合:
洋装を選ぶなら、シルクやシフォン、レースなど、軽やかで通気性の良い素材のアフタヌーンドレスやフォーマルスーツがおすすめです。
色は、ネイビーやシルバーグレー、ベージュなど、涼しげで上品な印象の色を選ぶと良いでしょう。
ただし、白や白に近い色は花嫁の色なので避けるのがマナーです。
結婚式では肌の露出を控えるのが基本ですが、夏場は袖がシースルー素材になっているデザインなどを選ぶと、マナーを守りつつ涼しげな印象になります。
また、会場内は冷房が強く効いている場合が多いため、体温調節ができる羽織ものは必須です。
ドレスと共布のジャケットや、レースやシルク素材の上質なショール、ボレロなどを用意しておきましょう。
足元は夏でも素足はマナー違反です。
必ずナチュラルなベージュのストッキングを着用しましょう。
最近では、UVカット機能や接触冷感機能のある夏用のストッキングも市販されています。
冬の結婚式での服装
冬の結婚式は、11月から2月頃の寒い時期が対象です。
防寒対策が最も重要になりますが、着膨れして見えたり、カジュアルな印象になったりしないよう注意が必要です。
会場と屋外の温度差が大きいため、着脱しやすいアウターや小物で上手に体温調節を行いましょう。
祖父の場合:スリーピースや上質なコートで品格と防寒を
冬の結婚式では、モーニングコートやブラックスーツの下にベスト(ウエストコート)を着用するスリーピーススタイルがおすすめです。
ベストを着ることで防寒性が高まるだけでなく、ジャケットを脱いだ際にもフォーマルな印象を保つことができます。
生地は、ウールやウール混など、秋冬向けのしっかりとした素材のものを選びましょう。
会場までの移動には、フォーマルなコートが必須です。
ウールやカシミヤ素材のチェスターコートやステンカラーコートなど、スーツに合う上品なデザインのものを選びます。
コートやマフラー、手袋などは会場に入ったらクロークに預けるのがマナーです。
シャツの下には、保温性の高い機能性インナーを着用すると暖かく過ごせます。
その際、シャツの襟元や袖口からインナーが見えないよう、Vネックや九分袖のものを選ぶといった配慮を忘れないようにしましょう。
祖母の場合:重厚感のある素材と防寒小物で暖かく
祖母の服装も、冬らしい素材選びと小物使いで、暖かくかつエレガントにまとめるのがポイントです。
和装の場合:
冬の和装は、裏地の付いた「袷(あわせ)」の黒留袖を着用するのが基本です。
防寒対策として、移動時には道行(みちゆき)コートや道中着(どうちゅうぎ)、格式のある絵羽(えば)羽織などを着用します。
これらはコートと同様に会場のクロークに預けましょう。
また、大判のウールやカシミヤのショールも一枚あると、移動中や少し肌寒い時に肩に掛けられて便利です。
足元は特に冷えやすいため、足袋の下に履ける足袋インナーを用意したり、保温性の高い素材の和装下着を選んだりするなどの工夫が効果的です。
見えない部分にカイロを貼るのも良いでしょう。
洋装の場合:
洋装では、ベルベットやシャンタン、厚手のジャカードといった、冬らしい重厚感と光沢のある素材のロングドレスやアンサンブルが季節にふさわしく、素敵です。
色は、ボルドーやモスグリーン、ロイヤルブルーといった深みのあるシックな色合いも、冬の結婚式によく映えます。
デザインは、肌の露出が少ない長袖や七分袖のものを選びましょう。
コートは、ウールやカシミヤの上質なフォーマルコートを用意します。
毛皮(ファー)素材のものは、殺生を連想させるため結婚式では避けるのが基本的なマナーとされています。
もし取り入れる場合は、フェイクファーの襟巻きなど、ごく部分的な小物に留め、両家の意向も確認しておくとより安心です。
足元は、厚手のストッキングを着用すると暖かく過ごせます。
ただし、網タイツや柄物、黒のタイツはカジュアルな印象になるため避け、肌色に近いベージュを選びましょう。
祖父母の結婚式服装はどこで準備する?
孫の晴れ舞台にふさわしい服装が決まったら、次に考えるべきは「どこでその衣装を準備するか」です。
主な方法として「レンタル」と「購入」の2つの選択肢があります。
それぞれにメリットや特徴、費用相場が異なりますので、ご自身の状況や今後の着用機会などを考慮して、最適な方法を選びましょう。
ここでは、レンタルと購入それぞれの詳細について解説します。
レンタルする場合のメリットと相場
結婚式のような特別な機会のためのフォーマルウェアは、レンタルサービスを利用するのが一般的です。
特に、着用後の保管や手入れが大変な和装(黒留袖など)や、一度しか着る予定がない場合に非常に便利な選択肢となります。
レンタルのメリットは多岐にわたります。
最大の利点は、購入に比べて費用を大幅に抑えられることです。
高品質な正礼装や準礼装も、レンタルなら手頃な価格で着用できます。
また、着用後のクリーニングや保管の手間が一切かからない点も大きな魅力です。
特に湿気や虫食いに注意が必要な留袖の管理から解放されるのは、精神的にも楽でしょう。
さらに、多くのレンタルサービスでは、衣装本体だけでなく、必要な小物一式がセットになっています。
例えば、祖母の黒留袖であれば、帯、長襦袢、帯締め、帯揚げ、草履、バッグなどが含まれていることが多く、自分で一つひとつ揃える手間が省けます。
祖父のモーニングコートの場合も、サスペンダーやカフスボタン、ポケットチーフなどがセットになっているプランを選ぶと便利です。
レンタルできる場所としては、以下のような選択肢があります。
- 結婚式場や提携の衣装店
新郎新婦を通じて手配できるため、手続きがスムーズです。両家の服装の格を合わせる際に、式場スタッフに相談しやすいというメリットもあります。遠方から出席する場合でも、当日に式場で着付けまで済ませられるので便利です。 - 貸衣装専門店(実店舗)
フォーマルウェアの品揃えが豊富で、専門知識を持つスタッフに相談しながら、実際に試着して選べるのが強みです。サイズ感や顔映りなどを直接確認できるため、安心して決めたい方におすすめです。 - 百貨店(デパート)の貸衣装サロン
三越伊勢丹や髙島屋といった大手百貨店内にあるサロンでは、質の高いブランド衣装や上質なフォーマルウェアが揃っています。信頼性が高く、フォーマルマナーに精通したスタッフから丁寧なアドバイスを受けられます。 - ネットレンタルサービス
近年利用者が増えているのが、オンラインで衣装をレンタルできるサービスです。店舗に足を運ぶ必要がなく、スマートフォンやパソコンから手軽に選べるのが魅力。比較的リーズナブルな価格設定が多く、全国どこへでも配送してもらえます。ただし、試着ができない場合や、試着に別途料金がかかる場合があるため、サイズ表記を念入りに確認することが重要です。
レンタルする場合の費用相場は、衣装の種類や質、セット内容によって変動します。
一般的な目安は以下の通りです。
- 祖父のモーニングコート:約20,000円~50,000円
- 祖父のブラックスーツ:約10,000円~30,000円
- 祖母の黒留袖:約30,000円~100,000円以上(帯のランクや作家物などで価格が大きく変わります)
- 祖母の洋装(アフタヌーンドレスなど):約20,000円~50,000円
レンタルを検討する際は、小物一式が含まれているか、汚損・破損時の保証制度はどうなっているかなどを事前に確認しておくと安心です。
購入する場合のメリットと相場
今後も親族の結婚式や公式な式典など、フォーマルな装いをする機会が複数回見込まれる場合には、購入も有力な選択肢となります。
特に、祖父が着用するブラックスーツは汎用性が高いため、一着持っておくと様々な場面で重宝します。
購入する最大のメリットは、自分の体型に合わせて仕立てたり、サイズを直したりできることです。
体にぴったりと合った衣装は着心地が良いだけでなく、立ち姿も美しく見せてくれます。
また、一度購入すれば自分の所有物となるため、レンタル時のように汚損や破損を過度に気にする必要がありません。
孫の結婚式という特別な日のためにあつらえた一着は、素晴らしい記念品となり、深い思い入れが生まれるでしょう。
購入できる場所としては、以下のような選択肢が考えられます。
- 百貨店(デパート)のフォーマルウェアサロン
品質の高いフォーマルウェアを豊富に取り揃えています。専門の販売員が常駐しており、マナーに関する相談から採寸、コーディネートの提案まで、きめ細やかなサービスを受けられるのが魅力です。購入後のアフターサービスが充実している点も安心です。 - 紳士服・婦人服の専門店
フォーマルウェアに特化した専門店や、格式のあるブランドの店舗では、より専門的なアドバイスを受けながら衣装を選べます。オーダーメイドやセミオーダーに対応している店も多く、こだわりを反映させた一着を作ることが可能です。 - 呉服店
黒留袖や色留袖、訪問着といった和装を購入するなら、呉服店が最適です。生地選びから相談でき、自分の寸法に合わせて仕立てるため、最高の着心地と着姿が実現します。家紋を入れるなど、伝統に則った正式な和装を準備できます。 - スーツ量販店
AOKIや洋服の青山といったスーツ量販店では、比較的リーズナブルな価格でブラックスーツ(礼服)を見つけることができます。急な入り用の場合でも対応しやすいのがメリットです。
購入する場合の費用相場は、素材の質やブランド、仕立て方によって大きく異なります。
あくまで一般的な目安として参考にしてください。
- 祖父のモーニングコート:約100,000円~300,000円以上
- 祖父のブラックスーツ:約30,000円~100,000円
- 祖母の黒留袖:約200,000円~数百万円(帯や仕立て代、小物一式を含めると高額になります)
- 祖母の洋装(フォーマルドレス、スーツ):約50,000円~200,000円以上
購入のデメリットとしては、初期費用が高額になることと、保管場所の確保や定期的なメンテナンスが必要になる点が挙げられます。
特に和装は、桐のたんすでの保管や虫干しなど、適切な管理を怠ると生地を傷めてしまう可能性があります。
また、体型の変化によって着られなくなるリスクも考慮しておく必要があります。
レンタルと購入、それぞれのメリット・デメリットをよく比較し、ご自身のライフスタイルや価値観に合った方法で、後悔のない衣装準備を進めてください。
まとめ
可愛いお孫さんの結婚式、心からお祝いする気持ちを服装で表現したいものですね。
祖父母の服装で最も重要なマナーは、主役である新郎新婦の両親より格を抑え、両家で格を合わせることです。
祖父はブラックスーツ、祖母は黒留袖やフォーマルなドレスが一般的ですが、何よりも両家の両親や新郎新婦と事前に相談することが、安心して当日を迎えるための鍵となります。
マナーを守りつつ、お祝いの気持ちが伝わる素敵な装いで、晴れの日を祝福しましょう。







