
お子様のご結婚、誠におめでとうございます。主役の次に注目される母親として、結婚式にふさわしい服装、特にドレス選びにお悩みではありませんか。
この記事では、母親の服装マナーの基本である「正礼装・準礼装」から、立場や年代別のドレスの選び方、失敗しないための具体的なポイントまで詳しく解説します。
母親の服装で最も重要なのは、両家の「格」を合わせること。
洋装の場合は、時間帯に合わせたロング丈のフォーマルドレスが基本です。
小物選びやレンタル情報も網羅しているため、この記事を読めば、晴れの日に自信を持って着られる、あなたにぴったりの一着が必ず見つかります。
目次
結婚式で母親が着る服装の基本マナー
結婚式における母親の服装は、新郎新婦とともにゲストをお迎えする「主催者側」としての立場を示す、非常に重要な役割を担います。
主役である新郎新婦を立てつつも、両家の代表として恥ずかしくない、品格のある装いを心がけることが大切です。
ここでは、まず知っておきたい母親の服装の基本マナーについて、格式や両家のバランスといった観点から詳しく解説します。
マナーを正しく理解することが、自信を持って当日を迎えるための第一歩です。
母親の服装は「正礼装」または「準礼装」
結婚式で母親が着用する服装は、ゲストよりも格上である「正礼装(せいれいそう)」または「準礼装(じゅんれいそう)」が基本となります。
これは、ゲストをお迎えし、おもてなしをする主催者側の立場としてのマナーです。
結婚式のスタイルや会場の格式に合わせて、どちらを選ぶかを判断します。
一般的に、格式高いホテルや専門式場での挙式・披露宴の場合は「正礼装」、レストランウェディングやカジュアルなスタイルの結婚式では「準礼装」が選ばれる傾向にあります。
正礼装は最も格式の高いフォーマルウェアを指します。
和装であれば「黒留袖(くろとめそで)」、洋装であれば昼の結婚式では肌の露出を抑えた「アフタヌーンドレス」、夜の結婚式では胸元や肩が開いたデザインの「イブニングドレス」がこれにあたります。
準礼装は正礼装に次ぐ格式の服装です。
和装では「色留袖(いろとめそで)」や「訪問着(ほうもんぎ)」、洋装では上品なワンピースやアンサンブル、スーツなどが該当します。
ゲストが着用する「略礼装(りゃくれいそう)」は、母親の立場としてはふさわしくないとされているため、避けるのが賢明です。
立場による服装の違い 新郎母と新婦母
「新郎の母と新婦の母で、服装に何か違いはあるのだろうか」と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
結論から言うと、現代の結婚式において、新郎母と新婦母の服装に明確なルールの違いや優劣は存在しません。
かつては「嫁ぐ側である新婦側が、迎える側である新郎側に合わせる」といった慣習があった時代もありましたが、現在は両家が対等の立場であるという考え方が一般的です。
そのため、どちらかの母親がもう一方に合わせるという決まりはなく、お互いの立場を尊重し、両家で服装の「格」を揃えることが最も重要視されます。
例えば、新郎母が黒留袖を選ぶのであれば新婦母も黒留袖に、新婦母がネイビーのロングドレスを選ぶのであれば新郎母も同格のロングドレスにする、といった具合です。
色味に関しても特に決まりはありませんが、両家で並んだ際のバランスを考慮し、事前に相談しておくとより安心です。
両家の服装の「格」を合わせることが重要
母親の服装選びにおいて、最も大切なマナーが「両家の服装の格を合わせる」ことです。
結婚式当日、両家の親は並んでゲストをお迎えしたり、記念写真を撮影したりする機会が多くあります。
その際に、片方の母親が正礼装の黒留袖、もう一方が準礼装のワンピースといった具合に服装の格が異なると、見た目のバランスがちぐはぐになってしまいます。
これは、ゲストに違和感を与えてしまうだけでなく、両家の間に隔たりがあるかのような印象を与えかねません。
服装の格を揃えることは、両家が足並みを揃え、協力して佳き日を祝うという姿勢を示すことにも繋がります。
そのため、結婚式の準備の早い段階で、新郎新婦を通じてお互いの母親が何を着る予定なのかを必ず確認し、相談するようにしましょう。
まずは和装にするか洋装にするか、大枠の方向性を話し合います。
もし一方が和装、もう一方が洋装を選ぶ場合は、それぞれの「格」が同等になるように調整することが不可欠です。
例えば、「黒留袖(正礼装)」と「アフタヌーンドレス(正礼装)」、「色留袖(準礼装)」と「セミアフタヌーンドレス(準礼装)」といった組み合わせであれば、格が揃っていると見なされます。
事前のすり合わせを丁寧に行うことで、お互いに敬意を払い、両家の調和を大切にする気持ちを表すことができます。
母親の洋装「フォーマルドレス」選びの基礎知識
結婚式における母親の服装は、和装の黒留袖が最も格式高い正礼装として知られていますが、現代では洋装のフォーマルドレスを選ばれるお母様も増えています。
洋装を選ぶ場合、ゲストとして参列する際とは異なる、主催者側としてのマナーと品格が求められます。
ここでは、結婚式の母親にふさわしい洋装、「フォーマルドレス」を選ぶための基本的な知識について詳しく解説します。
時間帯によるドレスの種類や、和装と洋装で迷った際の判断基準を知ることで、自信を持って晴れの日のための特別な一着を選べるようになります。
昼の結婚式はアフタヌーンドレス
一般的に18時頃までに開始される昼間の結婚式や披露宴で母親が着用するフォーマルドレスは、「アフタヌーンドレス」が基本となります。
アフタヌーンドレスの最も重要なマナーは、肌の露出を最大限に控えることです。
これは、昼間のフォーマルな場では、過度な肌見せは品位に欠けるとされているためです。
具体的には、襟元が詰まったデザインや、肩やデコルテが隠れるものが望ましいでしょう。
袖は長袖、七分袖、五分袖など、二の腕がしっかりと隠れる長さがあるデザインを選びます。
もしノースリーブのドレスを着用する場合は、必ず同素材や格式の合うジャケット、ボレロ、ショールなどを羽織り、挙式や披露宴中は肩や腕を露出しないように配慮するのが絶対的なマナーです。
スカート丈は、母親という立場を考慮すると、くるぶしが隠れるロング丈(マキシ丈)が最も格式高く、正礼装にふさわしいとされています。
ふくらはぎが完全に隠れるミモレ丈も準礼装として着用可能ですが、両家の服装の格を合わせる観点からも、ロング丈を選んでおくと間違いありません。
膝が見える丈はマナー違反となりますので注意が必要です。
素材については、光沢を抑えた上品なものが選ばれます。
シルク、シャンタン、ジョーゼット、レースなど、高級感がありつつも落ち着いた印象を与える生地が最適です。
ラメやスパンコール、ビーズといった光り輝く装飾は、昼間の結婚式にはふさわしくないとされているため、避けるのが賢明です。
夜の結婚式はイブニングドレス
18時以降に開始される夜の結婚式や披露宴、二次会に出席する場合、母親の服装は「イブニングドレス」が正式なマナーとなります。
イブニングドレスは、アフタヌーンドレスとは対照的に、華やかでドレッシーな装いが特徴です。
夜のパーティーでは、照明の下で美しく映えることが重視されるため、適度な肌見せが許容されます。
肩やデコルテ、背中が開いたデザインも選択肢に入りますが、母親としての品格を保つため、胸元が大きく開いているなど、あまりに大胆な露出は避けた方が良いでしょう。
スカート丈は、床に届く長さのフロア丈や、くるぶし丈のロング丈が基本です。
素材は、光沢のあるサテンやタフタ、高級感のあるベルベット(秋冬の場合)、シルクなどが選ばれます。
スパンコールやビーズ、ラインストーンといった煌びやかな装飾が施されたデザインも、夜の祝宴に華を添えるためふさわしいとされています。
昼の挙式から夜の披露宴まで通しで参加する場合は、服装選びに少し工夫が必要です。
昼夜兼用のドレスとして、光沢が控えめで袖のあるロングドレスを選ぶのが一つの方法です。
あるいは、昼間はドレスの上にジャケットを羽織って露出を抑え、夜の披露宴ではジャケットを脱いで華やかなアクセサリーをプラスするなど、時間帯に合わせて着こなしをアレンジするのもスマートな方法です。
和装(黒留袖)と洋装(ドレス)どちらを選ぶ?
結婚式の母親の服装として、伝統的な「黒留袖」と現代的な「フォーマルドレス」、どちらを選ぶべきか悩まれる方は非常に多いです。
この選択で最も重要なのは、新郎新婦の両家で服装の「格」を合わせることです。
事前に両家で連絡を取り合い、和装にするか洋装にするか、また正礼装で揃えるのか準礼装にするのかを相談して決めるのが理想的な流れです。
ここでは、それぞれのメリット・デメリットを比較し、判断の基準をご提案します。
和装(黒留袖)のメリット・デメリット
メリット
- 既婚女性の第一礼装であり、最も格式が高いためマナーとして間違いがない安心感がある。
- 日本の伝統的な結婚式の雰囲気にマッチし、厳かで格調高い印象を与える。
- 体型を問わず美しく着こなせ、母親としての威厳と品格を示すことができる。
- 記念写真で非常に見栄えがする。
デメリット
- 着付けやヘアセットに時間がかかり、早朝からの準備が必要になる場合がある。
- 締め付けが強く、長時間着用していると苦しく感じたり、体調が悪くなったりすることがある。
- 特に夏場の結婚式では暑く、着慣れていないと動きにくい。
- レンタルや購入、着付けの費用が洋装に比べて高額になる傾向がある。
洋装(フォーマルドレス)のメリット・デメリット
メリット
- 着付けが不要で準備が比較的簡単なため、身体的な負担が少ない。
- 動きやすく、ゲストへの挨拶回りやお手伝いなどもしやすい。
- レストランウェディングやガーデンウェディング、海外挙式など、多様化する結婚式のスタイルに柔軟に対応できる。
- デザインや色の選択肢が豊富で、自分らしい装いを楽しめる。
- 和装に比べてレンタル費用を抑えられることが多い。
デメリット
- 時間帯や格式に合わせたマナー(素材、デザイン、露出度など)が複雑で、選び方を間違えると失礼にあたる可能性がある。
- 黒留袖に比べると、選ぶドレスによってはカジュアルな印象を与えてしまうリスクがある(正礼装のロングドレスなら同格)。
- 両家で洋装に決めた場合、色やデザインのバランスを取るための細やかなすり合わせが必要になる。
最終的にどちらを選ぶかは、まず両家の意向を第一に考えましょう。
その上で、結婚式の会場の雰囲気(格式高いホテルか、カジュアルなレストランか)、季節(夏の暑い時期か、冬の寒い時期か)、そして何よりもお母様ご自身の好みや体調を考慮して、心から納得できる一着を選ぶことが、晴れの日を笑顔で過ごすための鍵となります。
【立場別】結婚式の母親におすすめのドレス
結婚式における母親の服装は、新郎新婦に次いでゲストの注目を集める大切な要素です。
新郎の母親と新婦の母親、それぞれの立場で服装に厳密な決まりがあるわけではありませんが、立場を意識したドレス選びをすることで、よりお祝いの気持ちが伝わり、結婚式の格式を高めることができます。
最も重要なのは、前章でも触れたように「両家の服装の格を合わせる」ことです。
ここでは、新郎の母親、新婦の母親それぞれの立場から、おすすめのドレスの色やデザイン、選び方のポイントを詳しく解説します。
ぜひ、お相手の母親とも相談しながら、晴れの日にふさわしい一着を見つけてください。
新郎の母親におすすめの服装とドレス
新郎の母親は、新婦側のゲストやご親族を迎える「ホスト側」の代表という立場になります。
そのため、主役である新婦を引き立てつつ、ゲストへ感謝の意を表すような、品格と落ち着きのある装いが求められます。
控えめでありながらも、安っぽく見えない上質さと、おもてなしの心が伝わるようなフォーマルなドレスを選びましょう。
おすすめの色:知的で落ち着いた印象を与えるダークカラー
新郎の母親には、知的で落ち着いた印象を与えるダークカラーが人気です。
会場の雰囲気や格式にも合わせやすく、失敗が少ない定番の色と言えるでしょう。
- ネイビー(紺)
最も人気が高く、多くの母親に選ばれている定番カラーです。
知的で上品な印象を与え、どんな会場の雰囲気にも自然に溶け込みます。
黒ほど重くならず、光の当たり方によっては華やかさも感じさせます。
引き締め効果があるため、スタイルアップして見えるのも嬉しいポイントです。
パールやシルバー系のアクセサリーとの相性も抜群です。 - ブラック(黒)
フォーマル度が高いブラックは、格式ある結婚式にふさわしい色です。
ただし、全身を黒でまとめると喪服の印象を与えかねないため、注意が必要です。
光沢のあるシャンタンやサテン、ラメ入りの生地を選んだり、華やかなレースのデザインを取り入れたりすると、お祝いの場にふさわしい装いになります。
明るい色のジャケットやコサージュ、パールのアクセサリーを合わせて「ハレの日」を意識したコーディネートを心がけましょう。 - ダークグリーンやボルドー
深みのあるグリーンやボルドーは、落ち着きと高級感を演出できるおしゃれな選択肢です。
他のゲストと色が被りにくく、個性を出しつつも品格を保つことができます。
特に秋冬の結婚式では、季節感も表現できて素敵です。
肌の色を美しく見せる効果も期待できます。
おすすめのデザイン:品格が漂うロング丈のアンサンブルやセットアップ
デザインは、露出を抑えたロング丈が基本です。
きちんと感があり、体型カバーも叶うデザインが好まれます。
- ジャケット付きアンサンブルドレス
ワンピースとジャケットがセットになったアンサンブルは、最もフォーマルで母親らしい装いの一つです。
挙式ではジャケットを着用し、披露宴ではジャケットを脱ぐなど、シーンに合わせた着こなしが可能です。
統一感があり、コーディネートに悩む必要がないのも魅力です。
ウエストラインが綺麗に見えるデザインや、襟元にデザイン性のあるジャケットを選ぶと、より洗練された印象になります。 - 袖付きロングドレス
一枚でコーディネートが完成する袖付きのロングドレスは、羽織りものが不要で動きやすいのがメリットです。
特に、腕のラインを上品にカバーしてくれるレース袖やシフォン素材のフレアスリーブなどが人気です。
IラインやAラインのシルエットを選ぶと、すっきりとエレガントな立ち姿を演出できます。 - ツーピース・セットアップ
トップスとロングスカートが分かれたセットアップスタイルもおすすめです。
着心地が楽で長時間の式でも疲れにくく、気になるお腹周りやヒップラインを自然にカバーしてくれます。
上下で異素材の組み合わせになっているデザインもおしゃれです。
式典後は、それぞれ単品で普段使いや他のセレモニーにも着回せるというメリットもあります。
新婦の母親におすすめの服装とドレス
新婦の母親も、新郎の母親と同様にホスト側の立場です。
その上で、主役である娘の一番近くにいる存在として、会場に優しく明るい華を添えるような装いが好まれる傾向にあります。
もちろん新婦より目立つことは厳禁ですが、お祝いの気持ちを表すような、上品な華やかさを意識したドレス選びをすると良いでしょう。
新郎側の母親と事前に打ち合わせをし、服装の格やテイストを合わせることが何よりも大切です。
おすすめの色:顔周りを明るく見せる華やかなカラー
新婦の母親には、顔色を明るく見せ、優しくフェミニンな印象を与えるカラーが人気です。
お祝いの席にふさわしい、明るく柔らかな色合いを選んでみましょう。
- ベージュ・シャンパンゴールド
肌なじみが良く、顔周りをパッと明るく見せてくれるベージュやシャンパンゴールドは、新婦の母の定番カラーです。
上品な光沢のある素材を選べば、高級感と華やかさを両立できます。
ただし、写真撮影で白っぽく見えてしまうような色は避けるのがマナーです。
少しピンクがかったベージュや、ゴールドの色味がしっかりと感じられるシャンパンカラーを選ぶと安心です。 - ライトグレー・シルバー
スタイリッシュで洗練された印象を与えるなら、ライトグレーやシルバーがおすすめです。
甘すぎるデザインが苦手な母親にも取り入れやすく、都会的でモダンな雰囲気を演出します。
光沢のある素材や、ビジューがあしらわれたデザインを選ぶと、地味にならず華やかな印象になります。
ネイビーのジャケットなどを合わせるコーディネートも素敵です。 - ペールピンク・サックスブルー
春の結婚式や、ガーデンウェディングなどにおすすめなのが、淡いパステルカラーです。
派手すぎないペールピンクやサックスブルーは、優しく柔らかな母親のイメージにぴったりです。
ただし、あまりに甘いデザインだと若作りな印象になる可能性もあるため、上質な素材や落ち着いたシルエットのものを選ぶのがポイントです。
新郎母がダークカラーの場合、両家で並んだ際のバランスも美しくなります。
おすすめのデザイン:上品な華やかさを演出するレースや異素材ミックス
デザインは、新郎母と同様にロング丈が基本ですが、より華やかさを感じさせるディテールを取り入れるのがおすすめです。
- レースを贅沢に使用したドレス
上半身や袖、スカートの裾などに繊細なレースをあしらったドレスは、新婦の母にぴったりの一着です。
レースの透け感が、重くなりがちなロングドレスに軽やかさと上品な華やかさをプラスしてくれます。
ネイビーなどのダークカラーでも、レース使いのデザインなら地味にならず、お祝いの気持ちを表現できます。 - 異素材ミックスのドレス
トップスがレースやシフォン、スカートがシャンタンやサテンといった、異なる素材を組み合わせたドレスもおしゃれです。
メリハリが生まれ、スタイルアップ効果も期待できます。
例えば、ネイビーのスカートにベージュのレーストップスを合わせたようなデザインは、きちんと感と華やかさを両立できる人気のスタイルです。 - Aラインやマーメイドラインのドレス
女性らしいシルエットを美しく見せるAラインや、裾が優雅に広がるマーメイドラインのドレスも素敵です。
特にAラインは体型を選ばず、誰でもエレガントに着こなすことができます。
立ち姿だけでなく、座った時のシルエットも美しく、写真映えもします。
シンプルなデザインでも、シルエットが美しいだけで格調高い印象になります。
【年代別】母親向けドレス選びのポイント
結婚式で母親が着用するドレスは、ご自身の年代に合ったものを選ぶことで、より一層魅力を引き立て、品格のある装いになります。
年齢を重ねるごとに変化する体型や肌のトーン、そして母親という立場に求められる雰囲気を考慮することが、ドレス選び成功の鍵です。
ここでは、40代、50代、60代以上の年代別に、おすすめのドレスの選び方や着こなしのポイントを詳しく解説します。
ご自身の年代ならではの美しさを最大限に活かし、自信を持ってハレの日を迎えられる一着を見つけましょう。
40代の母親向けドレスの選び方
40代の母親は、若々しさと大人の落ち着きを両立させたいと考える方が多い年代です。
トレンドを程よく取り入れつつも、主役の母親としての品格を損なわない、バランスの取れたドレス選びが重要になります。
色選びでは、定番のネイビーやブラックも素敵ですが、シャンパンゴールドやダスティピンク、ライトグレーといった、顔色を明るく見せる華やかなカラーもおすすめです。
暗い色のドレスを選ぶ場合は、レースや光沢のある素材を選ぶと、地味にならずお祝いの席にふさわしい印象になります。
デザインは、体型のお悩みが出始める時期でもあるため、スタイルアップ効果のあるものを選びましょう。
例えば、ウエスト位置が高く見えるXラインやAラインのシルエットは、全身をすっきりと見せてくれます。
また、気になる二の腕を上品にカバーしてくれるレース袖や、程よい透け感のあるシフォンのフレアスリーブなども人気です。
デコルテを美しく見せるデザインも素敵ですが、胸元の開きすぎには注意し、上品さをキープしましょう。
素材は、上質なレースやシャンタン、ジョーゼットなど、高級感がありつつも動きやすいものが適しています。
若作りになりすぎないよう、過度なフリルやリボン、短すぎるスカート丈は避け、洗練された大人の女性の魅力を引き出す一着を選びましょう。
50代の母親向けドレスの選び方
50代の母親の服装には、落ち着きと品格、そして主役の母親としての威厳が求められます。
正礼装・準礼装としてのマナーをしっかりと守り、誰から見ても好感度の高い、エレガントな装いを心がけましょう。
ドレスの色は、深みのあるネイビーやボルドー、モスグリーンといったシックで重厚感のあるカラーが、50代の女性が持つ大人の魅力を引き立てます。
また、顔映りを明るくしたい場合は、ベージュやシルバーグレーなどの柔らかな色合いも良いでしょう。
その際は、ジャケットを羽織るなどしてフォーマル感を高めるのがポイントです。
デザイン選びでは、体型カバーが重要な要素となります。
お腹周りを自然にカバーしてくれるペプラムデザインや、縦のラインを強調してすっきりと見せるパネル切替のドレスがおすすめです。
また、ジャケットとワンピースがセットになったアンサンブルは、きちんと感があり着回しも効くため、母親の服装として非常に人気があります。
スカート丈は、ふくらはぎが隠れるロング丈が基本です。
足首が見えるくらいの丈感は、重たい印象にならず、上品な抜け感を演出できます。
素材は、ハリがあり美しいシルエットを保つシャンタンや、高級感あふれるジャカード生地などが最適です。
光沢が美しいサテンも素敵ですが、体型を拾いやすい側面もあるため、試着をしてシルエットを確認することが大切です。
アクセサリーは、定番のパールネックレスなどで品良くまとめ、全体のバランスを整えましょう。
60代以上の母親向けドレスの選び方
60代以上の母親のドレス選びでは、品格と着心地の良さを両立させることが最も大切なポイントです。
円熟した大人の女性としての気品と威厳を感じさせる、シンプルかつ上質な装いを目指しましょう。
服装は、ロング丈のフォーマルドレスや、ジャケットとロングスカートを組み合わせたツーピーススタイルが基本となります。
特に、着席している時間が長い結婚式では、シワになりにくく、ウエスト周りが楽なデザインを選ぶと快適に過ごせます。
色は、ブラックや濃紺といったダークカラーが定番です。
これらの色は体を引き締めて見せる効果もありますが、お祝いの席なので、コサージュやアクセサリーで華やかさをプラスすることを忘れないようにしましょう。
また、シルバーグレーや淡いラベンダー、ベージュといった上品で優しい色合いは、顔色を明るく見せ、柔和な印象を与えてくれるのでおすすめです。
デザインは、肌の露出を極力控えたものがマナーです。
首元のシワが気になる場合は、スタンドカラーやフリルネックのデザイン、デコルテ部分がレースで覆われたデザインなどを選ぶと、上品にカバーできます。
袖は必ずあるものを選び、七分袖や長袖が基本です。
腕を動かしやすいよう、袖のデザインにも配慮すると良いでしょう。
素材は、高級感のあるジャカード生地や、シワになりにくいポリエステル混の素材が着心地も良く人気です。
ジャケットには、ツイード素材なども品格があり素敵です。
全体のシルエットが美しく見えるか、そして長時間着ていても疲れないか、という両方の視点から、ご自身にぴったりの一着を選んでください。
失敗しない母親のドレス選び5つのポイント
結婚式における母親の服装は、新郎新婦を支え、ゲストをお迎えする立場として、品格とマナーが求められます。
特に洋装であるフォーマルドレスを選ぶ際は、色やデザイン、素材など、気をつけるべきポイントが数多く存在します。
ここでは、晴れの日にふさわしい母親のドレス選びで失敗しないための、5つの重要なポイントを詳しく解説します。
これらのポイントを押さえれば、自信を持って素敵な一着を見つけることができるでしょう。
ポイント1 色選び ネイビーやベージュが人気
母親のドレス選びで最も重要な要素の一つが「色」です。
上品で落ち着いた色味を選ぶのが基本マナーであり、中でもネイビーとベージュは定番の人気カラーです。
ネイビーは、知的で洗練された印象を与え、会場の雰囲気や格式を選ばず馴染みやすい万能色です。
引き締め効果があるためスタイルアップも期待でき、パールのアクセサリーなどが美しく映えるのも魅力です。
一方、ベージュやシャンパンゴールドは、顔周りを明るく見せ、優しく柔和な雰囲気を演出します。
肌なじみが良く、お祝いの席にふさわしい華やかさも兼ね備えています。
その他、シルバーグレーは都会的でスタイリッシュな印象に、モスグリーンやボルドーといった深みのある色は、落ち着いた中にも個性を表現でき、秋冬の結婚式にもおすすめです。
避けるべきNGな色
母親のドレス選びでは、マナーとして避けるべき色が存在します。
まず、花嫁の特権である「白」は絶対に避けなければなりません。
純白はもちろん、オフホワイトやアイボリー、クリーム色、薄いベージュなど、写真撮影の際に白に見えてしまう可能性のある色はすべてNGです。
次に、「全身真っ黒」のコーディネートも注意が必要です。
黒一色では喪服を連想させてしまい、お祝いの席にはふさわしくありません。
もし黒のドレスを選ぶ場合は、光沢のあるシャンタンやレース素材を選んだり、明るい色のジャケットやボレロを羽織ったり、華やかなコサージュやアクセサリーを合わせるなど、必ず「お祝い」の装いであることを意識したコーディネートを心がけましょう。
また、主役である新郎新婦よりも目立ってしまうような、赤やロイヤルブルーなどのビビッドカラー、大きな柄物、アニマル柄なども避けるのが賢明です。
あくまで主役は新郎新婦であり、母親はゲストをもてなす立場としての品格を保つことが大切です。
ポイント2 デザインとシルエット ロング丈が基本
母親の服装は「正礼装」または「準礼装」が基本となり、肌の露出を控えることがマナーです。
そのため、ドレスのスカート丈は、くるぶしまで隠れる「ロング丈(マキシ丈)」が最もフォーマルで安心です。
少なくとも、ふくらはぎがしっかりと隠れる「ミディ丈」を選び、膝が見えるような短い丈は避けましょう。
シルエットは、体型や好みに合わせて選ぶと良いでしょう。
上半身はすっきりと、スカート部分が緩やかに広がる「Aライン」は、上品で誰にでも似合いやすい定番のシルエットです。
縦のラインを強調する「Iライン」は、すっきりとスタイリッシュな印象を与えます。
ウエストから裾にかけて優雅に広がるマーメイドラインも素敵ですが、体のラインが出やすいため、試着をして全体のバランスを確認することが重要です。
体型カバーを叶えるデザイン
ドレスを選ぶ際は、気になる部分を自然にカバーしてくれるデザインを選ぶと、より自信を持って当日を過ごせます。
例えば、二の腕が気になる場合は、レースやシフォン素材の長袖や七分袖のデザインがおすすめです。
透け感のある素材なら重たい印象にならず、上品にカバーできます。
お腹周りをすっきり見せたいなら、ウエスト位置が高めに設定されたハイウエストのデザインや、胸下から切り替えのあるエンパイアラインのドレスが効果的です。
ウエスト部分にタックやドレープが入っているデザインも、気になるお腹周りを自然にカモフラージュしてくれます。
ヒップや太ももが気になる方には、スカート部分がふんわりと広がるAラインやフレアラインのドレスが最適です。
体のラインを拾わず、エレガントな立ち姿を演出します。
ポイント3 素材 レースやシャンタンで上品に
ドレスの「格」は素材によって大きく左右されます。
母親のフォーマルドレスには、高級感と品格のある素材を選びましょう。
代表的な素材が「シャンタン」です。
独特のハリと控えめな光沢があり、フォーマル度が高く、シワになりにくいという特徴があります。
美しいシルエットを保ちやすく、母親のドレスとして非常に人気があります。
上品な華やかさを演出するなら「レース」素材も欠かせません。
ドレス全体がレースで作られた総レースのドレスは格式高く、袖やデコルテ部分にレースがあしらわれたデザインは、さりげない華やかさと女性らしさをプラスしてくれます。
その他にも、滑らかな光沢が美しい「サテン」、軽やかで柔らかな印象の「シフォン」、マットな質感で落ち着きのある「ジョーゼット」などもフォーマルな場にふさわしい素材です。
秋冬の結婚式であれば、重厚感と温かみのある「ベルベット」や「ジャカード」も選択肢に入ります。
反対に、コットンやニット、麻といったカジュアルな印象を与える素材は避けましょう。
ポイント4 袖のデザイン 袖ありがマナー
結婚式の服装マナーとして、特に昼間の式では肌の露出を控えるのが基本です。
そのため、母親のドレスは肩や腕を露出しない「袖あり」のデザインを選ぶのが必須です。
長袖、七分袖、五分袖など、袖の長さは問いませんが、きちんと袖のあるデザインを選びましょう。
レースやシフォンなど、透け感のある素材の袖であれば、マナーを守りつつ涼しげで軽やかな印象になります。
もし気に入ったドレスがノースリーブだった場合は、必ず同素材や格の合うジャケット、ボレロ、ショールなどの羽織ものを着用します。
この際、挙式や披露宴の最中に暑いからといって羽織ものを脱ぐのはマナー違反となるため、一日中着用したままでいられるデザインや素材を選ぶことが大切です。会場内は空調が効いていることが多いため、温度調節の意味でも羽織ものは重宝します。
ポイント5 季節感 春夏秋冬の服装
ドレスの色や素材で季節感を表現すると、より洗練されたおしゃれな装いになります。
ただし、あくまでフォーマルマナーの範囲内で取り入れることが大切です。
春の結婚式では、桜や新緑を思わせるような、明るく柔らかな色合いがおすすめです。
ライトベージュやペールピンク、サックスブルーなど、派手すぎないパステルカラーを選ぶと、春らしい華やかさを演出できます。
夏の結婚式では、見た目にも涼やかな寒色系の色が人気です。
ネイビーはもちろん、ライトグレーやミントグリーンなども爽やかな印象を与えます。
素材はシフォンやジョーゼットなど、軽やかで通気性の良いものを選ぶと快適に過ごせますが、冷房対策として羽織ものは忘れずに用意しましょう。
秋の結婚式には、紅葉のような深みのある「こっくりカラー」がよく合います。
ボルドーやモスグリーン、マスタードイエローなど、落ち着いた色味を選ぶことで、シックで季節感のある装いになります。
冬の結婚式では、ネイビーやブラックなどのダークカラーが基調となります。
重厚感のあるベルベットやジャカード素材のドレスを選ぶと、冬らしい格調高い雰囲気を演出できます。
ダークカラーのドレスには、光沢のある小物や明るい色のコサージュを合わせて、お祝いの席にふさわしい華やかさをプラスすることを忘れないようにしましょう。
結婚式の服装を格上げする母親向け小物選び
結婚式における母親のフォーマルドレス姿は、ドレス本体だけでなく、合わせる小物によってその印象が大きく左右されます。
バッグや靴、アクセサリーといったアイテムは、コーディネート全体に統一感と品格を与えるための重要な要素です。
ここでは、主役である新郎新婦を引き立てつつ、母親としての立場にふさわしい装いを完成させるための小物選びの基本マナーとポイントを、アイテムごとに詳しく解説します。
細部にまで心を配ることで、より洗練されたフォーマルスタイルが完成します。
バッグの選び方
結婚式に参列する際のバッグは、小さめサイズのフォーマルバッグ(パーティーバッグ)が基本です。
素材は、ドレスと同様に光沢のあるサテンやシルク、上品なレースやジャカード織りなどの布製が最も格式高いとされています。
その他、ビーズやパールの装飾が施されたものも、華やかさを添えてくれるのでおすすめです。
デザインは、片手で持てるクラッチバッグや、短い持ち手のついたハンドバッグタイプが主流です。
色は、ドレスや靴の色と合わせるとコーディネートに統一感が生まれます。
定番のブラックやネイビー、ベージュのほか、お祝いの席にふさわしいシルバーやゴールド、シャンパンゴールドなども人気です。
一方で、マナー違反となるバッグも存在します。
殺生を連想させるアニマル柄(ヘビ革、ワニ革、ヒョウ柄など)やファー素材のバッグは、慶事の場では避けましょう。
また、普段使いの大きなトートバッグやショルダーバッグ、ブランドロゴが大きく目立つもの、ビニールやコットンといったカジュアルな素材のバッグもフォーマルな場にはふさわしくありません。
カメラや化粧ポーチ、ご祝儀袋など、小さなパーティーバッグに入りきらない荷物がある場合は、上品なデザインのサブバッグを用意しましょう。
サブバッグはサテン地などのフォーマル感のあるものを選び、会場に到着したらクロークに預けるのがスマートな大人のマナーです。
靴の選び方
母親の足元には、つま先とかかとが隠れるデザインのパンプスが必須です。
素材は、バッグと同様にサテンなどの布製が最もフォーマルとされますが、光沢を抑えた上質な革やエナメル素材でも問題ありません。
ドレスの素材感と合わせると、より洗練された印象になります。
ヒールの高さは、3cmから7cm程度が一般的です。
高すぎるピンヒールは派手な印象を与え、また長時間履いていると疲れてしまうため、安定感のあるやや太めのヒールを選ぶと良いでしょう。
逆に、ヒールがないフラットシューズはカジュアルに見えるため避けるのが無難です。
ただし、ご高齢の方や足を痛めているなど健康上の理由がある場合は、無理せず事前に両家で相談の上、フォーマル感のあるデザインのローヒールやウェッジソールの靴を選ぶことも可能です。
色は、ブラック、ベージュ、ネイビーといったベーシックカラーや、シルバー、ゴールドなどのメタリックカラーがドレスに合わせやすく人気です。
結婚式で避けるべき靴は、つま先が見えるオープントゥのパンプスです。
これは「妻が先に出る」という言葉を連想させ、縁起が悪いとされるためです。
同様に、かかとが見えるバックストラップやミュール、サンダルもカジュアルな印象を与えるためNGです。
ブーツやスニーカーは論外です。
また、パンプスを履く際は、必ず肌色に近いナチュラルなベージュのストッキングを着用しましょう。
黒いストッキングはお悔やみの席を連想させるため、結婚式ではマナー違反となります。
網タイツや柄入りのストッキングも品位に欠けるため避けましょう。
アクセサリーの選び方 パールが定番
母親のドレススタイルに添えるアクセサリーは、上品さと控えめさが鍵となります。
昼の結婚式では光り輝くものを控えめに、夜の結婚式では多少きらびやかなものを取り入れるなど、時間帯に合わせた配慮も大切です。
最も定番で間違いのないアクセサリーは、パールです。
特に、一連のパールネックレスは、昼夜を問わずどんなドレスにも合わせやすく、母親としての品格を演出してくれます。
色はホワイトやクリーム系が一般的です。
「喜びが重なる」という意味で縁起が良いとされる二連や三連のパールネックレスも素敵ですが、デザインによっては華美に見える場合もあるため、シンプルな一連が無難といえるでしょう。
お悔やみの場で使われるブラックパールや、カジュアルな印象のコットンパールは避けてください。
イヤリングやピアスは、ネックレスとセット感のあるデザインを選ぶと、顔周りに統一感が生まれます。
一粒パールや、耳にフィットする小ぶりなデザインが上品です。
揺れるタイプのものは「家庭が揺れる」として以前は避けられていましたが、最近では上品なデザインであれば問題ないとされる傾向にあります。
ただし、大ぶりで華美なものは避けましょう。
胸元を華やかに彩るコサージュやブローチもおすすめです。
ジャケットの襟元やドレスの胸元に添えるだけで、お祝いの気持ちを表現できます。
素材は、シルクフラワーやオーガンジー、レースなど、ドレスと調和するものを選びましょう。
生花は花嫁の特権ですので、ゲストである母親は使用を控えます。
注意点として、腕時計の着用は「時間を気にしている」という印象を与え失礼にあたるため、外していくのがマナーです。
時間はスマートフォンで確認するか、パーティーバッグに小さな時計を忍ばせておくと良いでしょう。
ジャケットやボレロなど羽織もの
ノースリーブや半袖のフォーマルドレスを着用する場合、羽織ものは必須アイテムです。
特に、チャペルでの挙式など厳かな儀式の場では、肌の露出を控えるのがマナーとされています。
また、羽織ものは披露宴会場での冷房対策や、気になる二の腕や肩周りをカバーする役割も果たしてくれます。
母親の服装に合わせる羽織ものとして代表的なのは、ジャケット、ボレロ、ショールの3種類です。
テーラードジャケットは最もフォーマル度が高く、格式高いホテルウェディングや親族中心の会食などで、きちんと感を演出したい場合に最適です。
シャンタンやツイード、ジャカードなどの高級感のある素材が選ばれます。
ボレロは、ジャケットよりも少し柔らかな印象を与えます。
丈が短いため、ドレスのウエストラインを高く見せ、スタイルアップ効果も期待できます。
レースやシフォンなど、軽やかな素材のものも豊富です。
ショールやストールは、肩にかけるだけでエレガントな雰囲気を演出できます。
アレンジ次第で様々な表情を楽しめますが、食事の際にずり落ちて邪魔になることもあるため、ショールクリップなどを用意しておくと安心です。
素材は、ドレスとのバランスを考え、レースやオーガンジー、シャンタンなどを選びましょう。
季節に合わせて素材を選ぶことも大切です。
春夏はレースやシフォンなど透け感のある涼しげなものを、秋冬はシャンタンやベロア、ウール混の上質な素材を選ぶと、季節感と防寒性を両立できます。
バッグと同様に、ファー素材やアニマル柄、そしてカジュアルなニット素材の羽織ものは結婚式の場にはふさわしくないため避けましょう。
母親のドレスはどこで用意する?レンタルと購入
結婚式の母親の服装としてフォーマルドレスを選んだ場合、そのドレスをどこでどのように用意するかが次のステップです。
主な方法としては「レンタル」と「購入」の2つの選択肢があります。
それぞれにメリットとデメリットがあるため、ご自身の状況や今後の予定、価値観に合わせて最適な方法を選ぶことが大切です。
ここでは、レンタルと購入それぞれの特徴や、おすすめのショップ・ブランドについて詳しく解説します。
レンタルするメリットとデメリット
まずは、レンタルする場合のメリットとデメリットを見ていきましょう。
近年では、品質の高いマザードレスを扱うレンタルサービスが増えており、多くのお母様方に選ばれています。
【レンタルのメリット】
- 費用を抑えられる
購入する場合に比べて、初期費用を大幅に抑えられるのが最大のメリットです。上質なフォーマルドレスは購入すると10万円以上することも珍しくありませんが、レンタルであればドレス単品で15,000円~50,000円程度が相場です。バッグやアクセサリーなどの小物がセットになったプランもあり、トータルコストを抑えたい場合に非常に有効です。 - 保管やメンテナンスの手間がない
着用後のクリーニングはレンタルショップが行ってくれるため、手間がかかりません。また、自宅にドレスを保管しておくスペースを確保する必要がないのも大きな利点です。特にロングドレスはかさばりやすく、デリケートな素材のものは保管方法にも気を使うため、その心配がないのは嬉しいポイントです。 - 最新のデザインやトレンドのデザインを選べる
結婚式ごとに異なるデザインのドレスを楽しむことができます。「前回はネイビーだったから今回は違う色にしたい」「少しトレンドを取り入れたデザインを着てみたい」といった希望も、レンタルなら気軽に叶えられます。 - 体型の変化に対応しやすい
その時々の自分の体型にぴったりのサイズのドレスを選べるのもレンタルの強みです。購入したドレスが、次の機会にはサイズが合わなくなってしまうという心配がありません。
【レンタルのデメリット】
- 人気のドレスは予約が埋まりやすい
結婚式が多い春や秋のシーズン、特に大安の週末などは予約が集中します。人気のデザインやサイズのドレスは早めに予約しないと、希望のものが借りられない可能性があります。着用日の2~3ヶ月前には探し始めるのがおすすめです。 - 試着できない場合がある
オンラインのレンタルショップの場合、試着ができないことも少なくありません。届いてみたらイメージと違ったり、サイズが微妙に合わなかったりするリスクがあります。不安な場合は、事前に試着ができるサービスや、サイズが合わなかった場合の交換保証があるショップを選ぶと安心です。 - 汚れや破損に気を使う
あくまで借り物であるため、食事の際のシミや、アクセサリーなどでの引っ掛けによる破損には注意が必要です。多くのショップでは、万が一の場合に備えた「安心補償プラン」などが用意されているので、加入しておくとより安心して着用できます。 - 思い出の品として手元に残らない
お子様の大切な晴れの日に着たドレスを、記念として残しておきたいと考える方にとっては、返却しなければならない点がデメリットに感じられるかもしれません。
購入するメリットとデメリット
次に、ドレスを購入する場合のメリットとデメリットを解説します。
ご兄弟の結婚式が続く場合や、今後もフォーマルな場で着用する機会がある方には購入も有力な選択肢となります。
【購入のメリット】
- 自分の体型に合わせてお直しできる
購入したドレスであれば、自分の体型に合わせて袖丈や着丈などを細かくお直しすることができます。体に完璧にフィットしたドレスは、着心地が良いだけでなく、立ち姿をより一層美しく見せてくれます。 - 着用回数によっては割安になる
ご兄弟の結婚式が近いうちにある、親族の結婚式に列席する機会が多い、といった場合には、何度もレンタルするより購入した方が結果的に費用を抑えられることがあります。一般的に、2~3回以上着用する予定があるなら購入を検討する価値があると言われています。 - いつでも好きな時に着られる
自分の所有物なので、急な予定が入った場合でも慌てることなく着用できます。予約の必要がなく、着たいと思った時にいつでも着られる安心感があります。 - 思い出の品として残せる
お子様の結婚式という特別な日に身につけたドレスは、かけがえのない思い出の品となります。大切に保管しておくことで、いつでもその日の感動を思い返すことができるでしょう。
【購入のデメリット】
- 初期費用が高い
レンタルに比べて、購入費用は高額になります。母親向けのフォーマルドレスの価格相場は、50,000円~200,000円程度と幅広く、ブランドや素材によってはさらに高価なものもあります。
バッグや靴、アクセサリーなどの小物も別途揃える必要があります。 - 保管場所とメンテナンスが必要
着用後のクリーニング代がかかるほか、自宅での保管方法にも注意が必要です。湿気や虫食いを防ぐために、風通しの良い場所にカバーをかけて保管するなど、適切なメンテナンスが求められます。 - デザインが古くなる可能性がある
何度も着ることを考えると、流行に左右されにくいベーシックなデザインを選ぶことが多くなります。そのため、毎回同じ印象になったり、年月の経過とともにデザインが古く感じられたりする可能性があります。 - 体型の変化に対応しにくい
将来的に体型が変化した場合、せっかく購入したドレスが着られなくなってしまうリスクがあります。多少のお直しで対応できる範囲であれば良いですが、大幅なサイズ変更は難しい場合が多いです。
人気のレンタルショップとブランド
いざドレスを用意しようと思っても、どこへ行けば良いのか迷う方も多いでしょう。
ここでは、母親向けのフォーマルドレスを扱う人気のショップやブランドを、レンタルと購入に分けてご紹介します。
【レンタル】オンラインショップと実店舗
レンタルドレスは、手軽なオンラインショップと、試着ができる実店舗の2つのタイプに大別されます。
- オンラインレンタルショップ
スマートフォンやパソコンから24時間いつでもドレスを探せる手軽さが魅力です。全国どこにいても利用でき、品揃えが豊富な点が特徴です。代表的なショップには、「おしゃれコンシャス」や「Cariru(カリル)」などがあります。これらのサイトでは「マザードレス」の特集ページが組まれていることが多く、立場に合ったドレスを効率的に探すことができます。サイズ展開や利用者のレビューが豊富なショップを選ぶと、試着なしでも失敗が少なくなります。
- 百貨店のフォーマルサロン・貸衣装店
実際にドレスを試着して決めたい方には、実店舗がおすすめです。伊勢丹、三越、高島屋といった大手百貨店のフォーマルサロン(または貸衣装サロン)では、専門知識が豊富なスタイリストに相談しながら、自分に似合う一着を選べます。品質の高いドレスが揃っており、生地の質感や色味を直接確認できる安心感は大きなメリットです。また、地域に根ざした貸衣装店でも、母親向けのフォーマルドレスを扱っている場合があります。
【購入】フォーマル専門ブランドと百貨店
購入する場合は、品質とデザインへの信頼性が高いフォーマルウェアの専門ブランドや百貨店が主な選択肢となります。
- フォーマルウェア専門ブランド
「東京ソワール(TOKYO SOIR)」や「form forma(フォルムフォルma)」などは、日本のフォーマルウェアを代表する有名ブランドです。長年の実績があり、縫製や素材の品質が高く、マナーに沿った上品なデザインが豊富に揃っています。シルエットの美しさや着心地にも定評があり、長く愛用できる一着が見つかるでしょう。これらのブランドは、全国の百貨店やショッピングモール内の直営店で購入できます。 - 百貨店のフォーマルウェア売り場
百貨店のフォーマルウェア売り場(フォーマルサロン)は、購入を検討する際にも頼りになる場所です。上記の専門ブランドをはじめ、様々なブランドのドレスを一度に比較検討することができます。ドレスだけでなく、ジャケットやバッグ、アクセサリーまでトータルコーディネートの相談ができるのも魅力です。セール時期を狙うと、質の良いドレスをお得に購入できる可能性もあります。
まとめ
結婚式での母親の服装は、主催者としての立場やマナーをふまえる必要があり、ドレス選びは悩ましいものです。
服装の基本は正礼装か準礼装で、何よりも両家の「格」を揃えることが重要です。
洋装の場合は、ネイビーなど落ち着いた色のロングドレスに、パールアクセサリーを合わせるのが定番スタイルです。
本記事でご紹介した選び方のポイントを参考に、レンタルなども活用しながら、晴れの日にふさわしい素敵な一着を見つけてください。








