「20代で結婚したい」と願うものの、パートナーがおらず焦りを感じていませんか?ご安心ください。
正しい準備と計画的なステップを踏めば、1年で結婚を叶えることは十分に可能です。
この記事では、婚活を始める前の自己分析から、あなたに合った出会いの探し方、交際からゴールインまでの具体的なロードマップをプロが徹底解説。
20代の結婚に関するリアルなデータやお金の話も網羅し、あなたの悩みを解決する具体的な行動計画を示します。
目次
「20代で結婚したい」は焦りすぎ?まずは現状を把握しよう
「友達の結婚報告がSNSに増えてきた」「親から『いい人はいないの?』と聞かれることが多くなった」など、20代になると結婚を意識する瞬間が増えてきます。
結婚願望はあるものの、「20代で結婚するのは早い?」「周りに比べて焦りすぎかな?」と不安に感じている方も少なくないでしょう。
しかし、その焦りや不安は、自分の将来を真剣に考えている証拠です。
まずは感情的に焦るのではなく、客観的なデータや事実を知り、自分の現状を冷静に把握することから始めましょう。
現状を正しく理解することが、理想の結婚への第一歩となります。
20代の結婚に関するリアルなデータと平均初婚年齢
「みんな何歳くらいで結婚しているんだろう?」と気になる方は、まず国の統計データを見てみましょう。
厚生労働省が発表した最新のデータによると、日本の平均初婚年齢は上昇傾向にあります。
令和5年(2023年)の人口動態統計(概数)では、平均初婚年齢は夫が31.1歳、妻が29.7歳でした。
この数字を見ると、30歳前後で結婚する人がマジョリティであることがわかります。
20代後半で結婚を考えるのは、平均と比べても決して早すぎるタイミングではありません。
むしろ、将来を見据えて準備を始めるには最適な時期と言えるでしょう。
一方で、20代前半の場合は、平均よりも早いタイミングになりますが、それ自体が問題なわけではありません。
大切なのは、年齢という数字に振り回されるのではなく、自分自身のライフプランと照らし合わせて考えることです。
出典:厚生労働省「令和5年(2023)人口動態統計月報年計(概数)の概況」
20代で結婚するメリットとデメリット
平均初婚年齢が約30歳である現代において、20代で結婚することにはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
両方の側面を理解することで、自分にとってベストなタイミングを見極めるヒントになります。
【20代で結婚するメリット】
最大のメリットの一つは、体力的な余裕があることです。特に子どもを望む場合、妊娠・出産・子育てには多くのエネルギーを要するため、若いうちの方が心身の負担が少ないと感じる人が多いでしょう。
また、夫婦ともに若いうちからライフプランを共有し、住宅ローンを組んだり返済計画を立てたりと、長期的な計画を立てやすい点も魅力です。
両親も比較的若く元気な場合が多く、子育てなどでサポートを得やすい可能性もあります。
【20代で結婚するデメリット】
一方で、デメリットとして挙げられるのが経済的な基盤の不安定さです。
20代はキャリア形成の途上にあり、収入がまだ安定していないケースも少なくありません。
そのため、結婚や新生活にかかる費用、将来の貯蓄に不安を感じることがあります。
また、仕事や趣味、友人との交友関係など、自分自身のために使える時間やお金が制限されると感じることもあるでしょう。
精神的な若さゆえに、お互いの価値観の違いから衝突が増えたり、人生経験の少なさから将来設計に迷いが生じたりする可能性も考えられます。
なぜ「結婚したい」のにできないのか よくある原因をチェック
「結婚したい」という気持ちは強いのに、なぜかうまくいかない…。
そう感じているなら、一度立ち止まってその原因を探ってみましょう。
自分では気づいていない、意外な理由が隠れているかもしれません。
1. そもそも出会いの機会が少ない
社会人になると、学生時代のように自然な出会いは少なくなります。
特に「職場と家の往復だけ」「同性ばかりの職場」といった環境では、新しい異性と知り合う機会はほとんどありません。
出会いがなければ、恋愛や結婚に発展しないのは当然のこと。
まずは、自分が出会いの場に身を置けているかを確認してみましょう。
2. 相手に求める理想が高すぎる
「年収は1,000万円以上」「身長は180cm以上」「家事も育児も完璧にこなしてほしい」など、相手に求める条件が多すぎたり、現実離れしていたりしませんか?理想を持つことは大切ですが、高すぎる理想は出会いの幅を狭める大きな原因になります。
すべての条件を満たす完璧な人は存在しません。自分にとって本当に譲れない条件は何かを考える必要があります。
3. 自分に自信がなく、恋愛に消極的になっている
過去の恋愛での失敗やコンプレックスから、「自分なんて誰にも選ばれない」と自信を失っていませんか?自信のなさは、言動や雰囲気に表れ、相手に魅力的に映りません。
また、「どうせうまくいかない」と最初から諦めてしまい、異性とのコミュニケーションに臆病になっているケースも多く見られます。
4. 「結婚」へのイメージが漠然としている
「なんとなく結婚したい」とは思っていても、「どんな人と」「どんな生活を送りたいのか」という具体的なイメージが固まっていない場合、婚活の軸が定まらずに迷走しがちです。
ゴールが曖昧なままでは、どんな相手を選べば良いのか、どんな行動をすべきなのかが分からなくなってしまいます。
5. 仕事や趣味が充実しすぎている
「今の仕事が面白い」「一人の時間が何より大切」など、結婚以外のことに夢中になっている場合、無意識のうちに結婚の優先順位が下がっている可能性があります。
口では「結婚したい」と言っていても、本心では今の自由な生活を手放したくないのかもしれません。
自分の本当の気持ちと向き合うことも重要です。
ステップ1 婚活を始める前の準備 自分と向き合う3つのこと
「早く結婚したい!」という気持ちだけで闇雲に婚活を始めても、理想の相手に出会えなかったり、途中で疲れてしまったりと、空回りしてしまうことが少なくありません。
本気で1年以内の結婚を目指すなら、まずは自分自身としっかり向き合い、婚活の「軸」を定める準備期間が不可欠です。
このステップを丁寧に行うことで、その後の活動がスムーズに進み、あなたにとって本当に幸せな結婚を引き寄せることができます。
理想の結婚生活を具体的にイメージする
あなたは、結婚後にどんな毎日を送りたいですか?この問いに具体的に答えられるかどうかが、婚活の成否を分ける最初のポイントです。
理想の結婚生活を具体的に描くことで、どんなパートナーを求めるべきか、その輪郭がはっきりと見えてきます。
ぜひ、ノートやスマホのメモに以下の項目について書き出してみてください。
【イメージを膨らませるための質問リスト】
- 住まい:どんな場所に住みたい?(都心、郊外、地方/マンション、戸建て/賃貸、持ち家)
- 働き方:共働きを続けたい?どちらかが家庭に入る?働き方のスタイルは?
- お金:お財布は一緒にする?別々?お小遣い制?将来のためにどんな貯蓄計画を立てる?
- 休日の過ごし方:二人でアクティブに外出したい?家でゆっくり過ごしたい?それぞれの時間も大切にしたい?
- 子ども:子どもは欲しい?何人くらい?どんな子育てをしたい?
- 親戚付き合い:お互いの両親や親戚と、どのくらいの頻度でどんな関係を築きたい?
- 家事の分担:得意なことを活かす?曜日で分担する?
これらの質問に答えることで、「週末は二人で趣味のキャンプに出かけ、平日はお互いの仕事を尊重し合える関係」「都心のマンションで、子どもは持たずに二人の時間を楽しむ生活」といった、あなただけの「理想の結婚生活」が具体化します。
この作業が、次のステップである「相手に求める条件」を整理するための大切な土台となります。
結婚相手に求める条件を整理する 譲れないことと妥協できること
理想の結婚生活が見えてきたら、次はその生活を共に築くパートナーに求める条件を整理しましょう。
ここで重要なのは、すべての条件を完璧に満たす相手を探そうとしないことです。
条件を「絶対に譲れないこと」と「できれば満たしてほしいこと(妥協できること)」に仕分けることで、出会いの幅を広げ、現実的なパートナー探しが可能になります。
【条件の仕分け例】
- 絶対に譲れない条件(3つ程度に絞るのがおすすめ)
- 例1:価値観が合う(金銭感覚、食の好み、清潔感など)
- 例2:誠実で、嘘をつかない人柄
- 例3:将来、子どもが欲しいという考えが一致している
- 例4:タバコを吸わない
- できれば満たしてほしい条件(妥協できる・相談できること)
- 例1:年収(共働きなら世帯年収で考えればOK)
- 例2:身長や容姿(清潔感があればOK)
- 例3:同じ趣味を持っている(新しい趣味を一緒に始めても良い)
- 例4:長男かどうか(親との同居の可能性は話し合えればOK)
「絶対に譲れない条件」は、あなたの結婚生活の根幹に関わる部分です。
ここがブレると、将来的に「こんなはずじゃなかった」と後悔する原因になりかねません。
一方で、「妥協できる条件」については、「なぜそう思うのか」「どこまでなら許容できるのか」を自問自答してみましょう。
例えば、「年収600万円以上」が理想でも、「共働きで世帯年収800万円を目指せるなら、相手の年収は400万円でも大丈夫」といったように、柔軟な視点を持つことが大切です。
この条件整理は、マッチングアプリのプロフィール検索や結婚相談所での相手選びにおいて、非常に強力な指針となります。
自分磨きで自信をつける 外見と内面からのアプローチ
婚活は、あなたという一人の人間を相手に知ってもらう活動です。
自分に自信が持てると、自然と表情が明るくなり、立ち居振る舞いも堂々として見えます。
そのポジティブなオーラが、素敵な出会いを引き寄せるのです。
婚活を始めるこの機会に、外見と内面の両方から自分をアップデートしていきましょう。
【外見からのアプローチ:清潔感と好印象を意識する】
- 清潔感を徹底する:婚活において最も重要な要素です。手入れされた髪型、整えられた眉や爪、スキンケア、口臭・体臭ケアなど、基本的な部分を見直しましょう。
- 自分に似合うスタイルを知る:プロの力を借りて「パーソナルカラー診断」や「骨格診断」を受けてみるのもおすすめです。自分に似合う服やメイクがわかると、一気にあか抜けて見えます。TPOに合わせた服装を心がけることも社会人としてのマナーです。
- 健康的な体型を維持する:ジム通いやランニング、バランスの取れた食事など、健康的な生活習慣は心身を健やかに保ち、自信に繋がります。
【内面からのアプローチ:人間的な魅力を高める】
- ポジティブな言葉を使う:日頃から物事の良い面に目を向け、感謝の言葉を口にする習慣をつけましょう。一緒にいて心地よい雰囲気を作れる人は魅力的です。
- コミュニケーション能力を磨く:相手の話を笑顔で聞く「傾聴力」や、相手の良いところを見つけて自然に褒めるスキルは、関係を築く上で非常に役立ちます。
- 新しいことに挑戦する:趣味や習い事、資格の勉強など、何か新しいことを始めると、話題が豊富になり、人間的な深みが増します。出会いのきっかけになる可能性もあります。
- 読書やニュースで教養を深める:幅広い知識や教養は、会話の引き出しを増やし、知的な印象を与えます。
自分磨きは、決して「異性にモテるため」だけのものではありません。
自分自身を大切にし、より良い自分になるための投資です。
この努力を通じて得た自信と成長は、たとえ婚活がうまくいかない時期があったとしても、あなたの人生を豊かにする貴重な財産となるはずです。
ステップ2 出会いを見つける 自分に合ったパートナーの探し方
自分にぴったりの結婚相手と出会うためには、まず「出会いの場」を正しく選ぶことが重要です。
婚活の方法は多岐にわたり、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。
自分の性格やライフスタイル、結婚にかけられる時間や費用などを考慮し、最適な方法を見つけましょう。
ここでは、20代の婚活で主流となる4つの出会い方について、具体的な特徴や成功のコツを詳しく解説します。
複数の方法を並行して試すことで、出会いのチャンスは格段に広がります。
手軽に始められる出会い系サイト・アプリ
今や20代の出会いのスタンダードともいえるのが出会い系サイト・マッチングアプリです。
スマートフォン一つで、時間や場所を選ばずに相手を探せる手軽さが最大の魅力。
月額数千円程度から始められるため、費用を抑えたい方にもおすすめです。
多くの会員の中から、年齢や居住地、趣味といった条件で理想の相手を効率的に探せます。
20代におすすめのマッチングアプリ3選
数あるアプリの中でも、特に20代の利用者が多く、真剣な出会いを求めるユーザーが集まる人気のアプリを3つご紹介します。
- pairs(ペアーズ)
国内最大級の会員数を誇り、地方在住でも出会いのチャンスが多いのが特徴です。豊富な「コミュニティ」機能を使えば、同じ趣味や価値観を持つ相手を簡単に見つけられます。「まずは恋人から始めたい」と考える20代に広く支持されています。 - with(ウィズ)
独自の心理テストや性格診断を基に、内面的な相性の良い相手を探せるのが魅力です。価値観や共通点を重視する20代から人気を集めており、「見た目だけでなく、中身も合う人と出会いたい」という方に最適です。 - Omiai(オミアイ)
その名の通り、結婚を意識した真剣な出会いを求めるユーザーが多いアプリです。24時間365日の監視体制や、悪質ユーザーを排除するイエローカード機能など、安全対策が徹底されているため、安心して利用できます。
アプリで出会う際の注意点と成功のコツ
マッチングアプリで成功を掴むためには、いくつか押さえておきたいポイントがあります。
成功のコツ
- プロフィール写真にこだわる:清潔感のある服装で、顔がはっきりとわかる笑顔の写真を選びましょう。他人に撮ってもらった自然な雰囲気の写真が好印象です。
- 自己紹介文を丁寧に書く:仕事や趣味、休日の過ごし方、恋愛観などを具体的に書き、人柄が伝わるように工夫します。定型文ではなく、自分の言葉で誠実に綴ることが大切です。
- 積極的に「いいね!」を送る:待っているだけでは出会いは訪れません。少しでも気になる相手がいたら、自分から積極的にアプローチしましょう。
- メッセージは丁寧に、質問を交えて:最初のメッセージでは挨拶と「いいね!」をした理由を伝えましょう。相手のプロフィールを読んで共通点を探し、質問を交えながら会話を広げることで、やり取りが続きやすくなります。
注意点
- 安全性の確認:本人確認が必須のアプリを選ぶ、安易に個人情報を教えないなど、自己防衛の意識を持ちましょう。
- 業者や体目的のユーザー:すぐにLINE IDを聞き出そうとしたり、投資やビジネスの話をしてきたりする相手には注意が必要です。少しでも怪しいと感じたら、運営に通報しブロックしましょう。
真剣度の高い出会いなら結婚相談所
「1年以内に必ず結婚したい」という強い意志があるなら、結婚相談所が最も確実な選択肢の一つです。
入会には独身証明書や収入証明書などの提出が必須なため、会員の真剣度が非常に高いのが特徴。
プロの婚活カウンセラー(コンシェルジュ)が、あなたの魅力を引き出すプロフィール作成からお見合いのセッティング、交際中の悩み相談まで、成婚に至るまでを手厚くサポートしてくれます。
リクルートブライダル総研の調査によると、婚活サービスを通じて結婚した人の割合は年々増加しており、2022年には15.4%と過去最高を記録しました。
これは、結婚相談所をはじめとする婚活サービスが、結婚への有効な手段として社会に浸透していることを示しています。
結婚相談所の種類と選び方
結婚相談所は、主に3つのタイプに分けられます。自分に合ったサポートスタイルの相談所を選びましょう。
- 仲人型:専任のカウンセラーがつき、一人ひとりに合った相手の紹介からお見合いの日程調整、交際中のアドバイスまで、手厚いサポートを受けられます。恋愛経験が少ない方や、プロに相談しながら進めたい方におすすめです。
- データマッチング型:登録したプロフィールや希望条件を基に、システムが相性の良い相手を抽出して紹介してくれます。自分のペースで活動を進めたい方向けです。
- ハイブリッド型:データマッチングを基本としながら、必要に応じてカウンセラーのサポートも受けられる、両方の良い点を兼ね備えたタイプです。
選ぶ際は、料金体系(成婚料の有無など)、会員の年齢層や特徴、カウンセラーとの相性などを比較検討することが重要です。
多くの相談所が無料カウンセリングを実施しているので、まずは話を聞きに行ってみることをおすすめします。
活動の流れと費用感
結婚相談所での活動は、一般的に次のような流れで進みます。
- 無料相談・入会手続き
- プロフィール作成・写真撮影
- お相手探し・紹介
- お見合い(ホテルのラウンジなどで1時間程度)
- 仮交際(複数の人とデートできる期間)
- 真剣交際(結婚を前提に一人と交際する期間)
- プロポーズ・成婚退会
費用は相談所によって大きく異なりますが、目安として、入会時にかかる初期費用が10〜20万円、月会費が1〜2万円、成婚時に支払う成婚料が10〜30万円程度です。
総額では30〜60万円ほどかかることが一般的ですが、それだけ質の高い出会いとサポートが期待できます。
一度に多くの人と会える婚活パーティーや街コン
メッセージのやり取りよりも、まずは直接会って話してみたいという方には、婚活パーティーや街コンが向いています。
一度にたくさんの異性と顔を合わせられるため、効率的に出会いの数を増やせるのがメリット。
相手の表情や話し方、雰囲気といった、オンラインでは分かりにくい部分を直接感じることができます。
婚活パーティーには、「20代限定」「年収〇〇円以上男性」など、参加条件が設定されているものが多く、自分の希望に合った相手と出会いやすいのが特徴です。
一方、街コンはよりカジュアルな雰囲気で、飲食を楽しみながら交流を深められます。
成功のコツは、プロフィールカードを丁寧に記入し、会話のきっかけを作ること。
短い時間で自分をアピールできるよう、笑顔で積極的に話しかける姿勢が大切です。服装は男女ともに清潔感を第一に考え、TPOに合わせたきれいめなカジュアルスタイルを心がけましょう。
友人や知人からの紹介など身近な出会い
最も安心感のある出会い方が、友人や知人からの紹介です。
共通の知人がいることで、相手の人柄やバックグラウンドにある程度の信頼がおけるのが最大のメリット。
初対面でも会話が弾みやすく、自然な形で関係をスタートできます。
この方法で出会いのチャンスを掴むには、「結婚を考えているから、誰か良い人がいたら紹介してほしい」と、日頃から周囲に意思表示しておくことが何よりも重要です。
あなたのことをよく知る友人が、「この人なら合いそう」という相手を選んでくれる可能性も高まります。
ただし、紹介された相手と合わなかった場合に断りにくかったり、関係がうまくいかなかった時に紹介者との関係が気まずくなったりする可能性も考慮しておく必要があります。
紹介してくれた友人への感謝を忘れず、誠実な対応を心がけましょう。
ステップ3 交際から結婚へ 1年でゴールインするためのロードマップ
パートナーと出会い、交際が始まったら、次はいよいよ結婚というゴールを見据えて関係を育んでいくステージです。
ここでは、出会ってから1年で結婚を決めるための具体的なロードマップを、3つの期間に分けて詳しく解説します。
焦らず、しかし着実にステップを踏んでいくことが成功の鍵です。
【1〜3ヶ月】出会いから真剣交際に発展させるためのポイント
交際初期の3ヶ月は、お互いを知り、結婚を前提とした「真剣交際」に進むための非常に重要な期間です。
ここで関係性の土台をしっかりと築きましょう。
まずは、定期的に会う機会を作ることが大切です。理想は週に1回程度のデート。
食事や映画といった定番だけでなく、お互いの趣味や興味がある場所へ出かけることで、相手の新たな一面を知ることができます。
連絡もこまめに取り合い、日常の些細な出来事を共有することで、心理的な距離を縮めていきましょう。
そして、1〜2ヶ月が経過し、お互いに「この人ともっと一緒にいたい」という気持ちが固まってきたら、どちらからともなく「結婚を前提にお付き合いしてください」という意思表示をすることが重要です。
この一言があることで、二人の関係は次のステージへと進み、お互いが同じ目標に向かって歩んでいけるようになります。
この段階で、相手の金銭感覚や人に対する接し方など、基本的な価値観に大きな違和感がないかもしっかりと見極めておきましょう。
【4〜9ヶ月】関係を深める期間 結婚観のすり合わせが重要
真剣交際が始まったら、次は二人の未来を具体的に描いていく期間です。
ここで最も大切なのが「結婚観のすり合わせ」。ロマンチックなムードを壊したくないと思うかもしれませんが、将来のミスマッチを防ぐためには、現実的な話し合いが不可欠です。
リラックスした雰囲気のデート中などに、少しずつ次のようなテーマについて話し合ってみましょう。
- 住まいについて:結婚後どこに住みたいか、賃貸か持ち家か、間取りの希望など。
- 仕事について:結婚後や出産後も仕事を続けたいか、キャリアプランをどう考えているか。
- お金の管理について:家計はどちらが管理するか、お財布は一つにするか、お小遣い制にするかなど。
- 子どもについて:子どもは欲しいか、何人くらいが理想か、どんな教育方針か。
- 家族との付き合い方:お互いの両親とどのくらいの頻度で会いたいか、将来的な同居や介護の可能性など。
これらの会話を通して、お互いの価値観を深く理解し、尊重し合う姿勢が育まれます。
意見が食い違うことがあっても、お互いが納得できる着地点を探すプロセスそのものが、二人の絆を強くします。
また、この時期にお互いの友人や家族に紹介し合うのもおすすめです。
相手の周りの人との関わり方を見ることで、より深くその人を知ることができます。
【10〜12ヶ月】プロポーズのタイミングと両親への挨拶
交際が順調に進み、お互いの結婚への意思が固まったら、いよいよ最終ステップです。
1年というゴールから逆算し、計画的に進めていきましょう。
まず、男性側(あるいはプロポーズをしたい側)が考えるべきはプロポーズの準備です。
相手の誕生日や二人の記念日など、特別な日を選ぶのも素敵ですし、何気ない日常の中でのサプライズも心に残ります。
婚約指輪については、相手の好みをリサーチしたり、一緒に選びに行ったりするカップルも増えています。
ゼクシィ結婚トレンド調査2023によると、婚約指輪の平均購入金額は38.2万円となっていますが、金額よりも気持ちが大切です。
心を込めて、自分の言葉で結婚したいという想いを伝えましょう。
プロポーズが成功したら、次はお互いの両親への挨拶です。
一般的には女性側の両親へ先に挨拶に伺うことが多いですが、ご家庭の事情に合わせて順番は相談しましょう。
訪問する際は、清潔感のある服装(男性ならジャケット、女性ならワンピースなどが無難)を心がけ、3,000円~5,000円程度の菓子折りなど手土産を持参するのがマナーです。
当日は、自己紹介や交際の経緯、そして「娘さん(息子さん)と結婚させてください」という決意を誠実に伝えます。
緊張する場面ですが、真摯な態度は必ず相手の親御さんにも伝わります。両家の顔合わせや結納の日程についても、この時に相談できるとスムーズです。
20代の結婚で気になるお金の話 貯金はいくら必要か
「結婚したい」と考えたとき、多くの人が気になるのがお金の問題です。
「貯金が少ないから結婚はまだ先かな…」と不安に思う必要はありません。
大切なのは、必要な費用を把握し、計画的に準備することです。
ここでは、結婚にかかる具体的な費用から、20代カップルのリアルな貯金額、そして賢い貯め方までを詳しく解説します。
結婚式や新生活にかかる費用の目安
結婚には、婚約から結婚式、新生活のスタートまで、さまざまな場面でお金がかかります。
まずは、それぞれどれくらいの費用がかかるのか、目安を見ていきましょう。
婚約から結婚式までにかかる費用
プロポーズから結婚式当日までには、主に以下のような費用が発生します。
- 両家顔合わせ・結納の費用:平均 約7.8万円
食事会の費用が中心です。結納を行う場合は、結納金や結納品の費用が別途かかります。 - 婚約指輪・結婚指輪の費用:合計 平均 約61.6万円
婚約指輪の平均額が約38.2万円、結婚指輪(二人分)の平均額が約27.0万円となっています。デザインやブランドによって価格は大きく変動します。 - 結婚式の費用:平均 約327.1万円
挙式、披露宴・ウエディングパーティーの総額です。招待するゲストの人数や会場の格式、衣装や料理のグレードによって費用は変わります。
これらの費用はすべて自己負担するわけではありません。
特に結婚式の費用は、ゲストからいただく「ご祝儀」でまかなえる部分が大きいです。
株式会社リクルートが発行する「ゼクシィ 結婚トレンド調査2022」によると、ご祝儀の総額は平均で約197.8万円。
つまり、結婚式費用の自己負担額は平均で150万円前後になることが多いようです。もちろん、親や親族からの援助がある場合もあります。
新生活の準備にかかる費用
結婚は新しい生活のスタートでもあります。
二人で暮らすための準備にもお金がかかります。
- 新居の初期費用(敷金・礼金・仲介手数料など):平均 約50〜70万円
借りる物件の家賃によって大きく変動します。家賃の4〜6ヶ月分が目安とされています。 - 家具・インテリア・家電の購入費用:平均 約50〜100万円
お互いが一人暮らしで使っていたものを持ち寄るか、すべて新しく買い揃えるかで費用は大きく変わります。 - 引越し費用:平均 約5〜10万円
荷物の量や移動距離、引越しの時期(繁忙期は高くなる)によって変動します。
新婚旅行(ハネムーン)の費用
新婚旅行も結婚における大きなイベントの一つです。
行き先や日数によって費用は様々です。
- 国内旅行の場合:平均 約30.7万円
- 海外旅行の場合:平均 約44.5万円
これらの費用を合計すると、結婚全体でかかるお金は300万円〜500万円程度がひとつの目安となります。
ただし、結婚式のスタイルを「挙式のみ」や「フォトウエディング」にしたり、新生活の家具を少しずつ揃えたりと、工夫次第で費用を抑えることは十分に可能です。
20代カップルの平均貯金額と賢い貯め方
結婚にかかる費用が分かったところで、次に気になるのは「他の20代はどれくらい貯金しているの?」ということではないでしょうか。
周りの状況を知り、自分たちの目標設定に役立てましょう。
20代の平均貯金額は?
金融広報中央委員会が実施した「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」によると、20代単身世帯の金融資産保有額(預貯金や保険、有価証券など)は以下のようになっています。
- 平均値:176万円
- 中央値:20万円
平均値は一部の多くの資産を持つ人に引き上げられる傾向があるため、より実態に近い「中央値(データを小さい順に並べたときに真ん中にくる値)」も参考にすると良いでしょう。
また、結婚を考えているカップルの場合、二人分の貯金額を合わせると、結婚資金の目安である300万円に届くケースも少なくありません。
今の貯金額が少なくても、焦らずに二人で協力して貯めていくことが大切です。
目標額を設定して二人で賢く貯める方法
結婚資金を効率よく貯めるには、まず目標を立て、二人で協力する仕組みを作ることが成功のカギです。
- 目標額と期間を決める
まずは「1年後に150万円」「2年後に300万円」のように、具体的な目標額と期間を設定しましょう。結婚式や新生活でこだわりたい部分を話し合い、どれくらいの費用がかかりそうか概算を出してみると、目標が立てやすくなります。 - 結婚資金用の「共通口座」を作る
個人の口座とは別に、二人で管理する「共通口座」を開設するのがおすすめです。「毎月お互い〇万円ずつ入金する」というルールを決めれば、着実に資金が貯まっていきます。お互いの貯金状況が見える化されるため、モチベーション維持にも繋がります。 - 「先取り貯金」を徹底する
給料が振り込まれたら、使う前に貯金分を共通口座へ移す「先取り貯金」を習慣にしましょう。会社の財形貯蓄制度や、銀行の自動積立定期預金などを利用すると、手間なく自動的に貯金ができます。 - 固定費を見直す
毎月必ずかかる固定費を見直すのは、節約効果が大きく、一度行えば効果が持続するためおすすめです。- スマートフォンを格安SIMに乗り換える:二人で乗り換えれば、月々1万円以上の節約になることも。
- 不要なサブスクリプションサービスを解約する:利用頻度の低い動画配信サービスやアプリなどがないかチェックしましょう。
- 保険を見直す:独身時代に入った保険が、結婚後のライフプランに合っているか確認し、必要であれば見直しましょう。
- つみたてNISAなどを活用して資産形成も視野に
結婚資金のような近い将来に使うお金は、元本が保証されている預貯金が基本です。しかし、将来の教育資金や老後資金など、長期的な資産形成も視野に入れるなら、「つみたてNISA」などの非課税制度を活用するのも一つの手です。少額から始められるので、将来を見据えて二人で勉強しながら始めてみるのも良いでしょう。
20代での結婚は、早すぎることなど決してありません。
お金の不安は、正しい知識と計画で解消できます。
二人で将来について話し合い、協力して準備を進めていくプロセスそのものが、結婚生活の素晴らしいスタートになるはずです。
まとめ
「20代で結婚したい」という願いは、決して焦りすぎではありません。
本記事で解説したように、まずは自分と向き合い理想の結婚生活を具体化することから始めましょう。
そして、マッチングアプリや結婚相談所など、自分に合った方法で出会いを見つけ、計画的なロードマップに沿って行動すれば、1年での結婚も十分に可能です。
大切なのは、一歩踏み出す勇気です。この記事を参考に、あなたらしい幸せな結婚を掴んでください。